週末、お昼ごろの地下鉄車内、
向かい側の20代のカップル。彼女が頭を前に倒し、うなだれるように眠っている。
確か1区前までは彼女も起きていて彼氏の方がなにか話してたと思う。
1区間で激しい睡魔に襲われたのか、
それとも彼女の愛情が冷めていて彼氏の話を聞くのが面倒になり狸寝入りをしているのか。
あっ彼女が起きた。彼氏が話しかけた。
あっまた寝た。。。
彼女の方が相当疲れていて、
それを知っている彼氏が気遣っている、ということなのか？
そういえば、私が20歳くらいの頃、当時大学生の彼氏は私がドライブ中に助手席で寝てたらブチ切れてたなぁ。
バイト掛け持ちしてて（今と変わらんじゃん、はははっ）疲れ果ててたんだけどな。
俺は運転してるのにって。
あ、終点。私も降りなきゃ。
ついさっきのカップルが気になってしまって目で追ってしまう。
並んで歩いている。
どちらが話しているのかは少し離れていて分からないけど
彼氏が何度も彼女の方を見るのに対して彼女の方は真っ直ぐ前しか見ていない。
彼女と彼氏のパワーバランスなんだろうな。
彼氏が彼女のやることにいいよいいよって何でも許してあげて。
彼女は楽かもしれないけど彼氏は無理してないか？大丈夫？
このカップルが別れる時、（余計なお世話）
この彼氏は俺はこんなに君にやってあげたのに、尽くしてあげたのに！ってタイプだろうか？
それとも自分がそうしたくてしたんだよ。というタイプだろうか？
私が20歳くらいの時の話、
高校の部活のOB会で高校時分には会った事もなかった３つ年上の先輩たちと出会って、
何度か５～６人で遊びに行くようになり、
その中の1人、柳井先輩と自然と付き合うように。
その時、実は同時進行でバイト先の先輩、山さんとセフレ状態になっていて、
（私は山さんのことがとても好きだったけど彼女がいて
でも関係は切りたくなくて強がって山さんには「セフレ上等。こちらも楽しんでますし～」みたいな感じで接してました。
なんでそんなことしたのか、今ではアホだったと思うけど、その時は心底好きだったんです）
山さんとの関係を終わらせたい気持ちもあって
柳井先輩と付き合ったのだけど、
どうしても比べてしまう。。。
そして山さんの好きを上回れない柳井先輩の男の度量の小ささ、
さっき出てきたドライブデートでの一こまとか、
他にもこんなことがありました。
私がバイトしていたファミレスに行った時のこと。
ちょうど日曜日の夕飯時、一番混んでいる時間帯に行ってしまって。
大人になった私ならバイト先の人たちに申しわけないので行かないけど
まだ若かった私は先輩彼氏を連れて行ってしまいました。
多分山さんに彼氏といるところを見せて少しでも嫉妬してくれないかと思ったのではないかと思います。
素直じゃないな。
当然激混みで注文の品が出てくるのが遅いわけで。
私は仕方ないなと思っていましたが、
柳井先輩はそうではなかったんです。
忙しく他のテーブルに料理を運んでいる社員さんを呼び止めて
「なんでこんなに待たせるんだ！」と怒り出したんです。
確かに出てくるの遅いけどここは私のバイト先なんですけど～
もちろん先輩もそんなことは当然知ってます。
私は焦って先輩をなだめました。
でもまだ怒ってる。。
嘘でしょ～。そんなことでこんなに怒るか～？
ちっせー男だな～
飲食店、特に庶民的なお店で大きな態度に出るお客って見てて胸糞悪い。
こんなところでしか威張れんのか？？と思う。
そこから
急激に柳井先輩への気持ちが冷めていきました。
もともとそこまでじゃなかったですけどね。
柳井先輩には悪いけど。
別れる時に結構めんどくさかったです。
一旦は了解してくれたんですけど
バイト終わりに車で待ってて仕方なく乗ったら人気のないところに連れて行かれて
ずっと別れ話を撤回してくれってお願いされて、
こちらは夜中じゅう働いていたので眠くてしょうがなくて、
1時間くらい懇願されて、根負けして。
でもその後また1週間くらいで別れました。やっと。
結局半年くらい付き合ったかしら？
最初は少しおとなしくて優しい人だと思ってましたが、
気の小さい人だったようです。
山さんを独り占めできない寂しさを埋めるために付き合おうとしたことがそもそも間違いでした。
そもそも言うなら女の敵、山さんに心許した時点で間違った方向に行ってしまったんですね。
若いお嬢さんはご自分を大事にしていただきたいです。
寂しさは他人では埋められないです。
満ち足りたように思える瞬間もありますが、
それは一瞬だけだったり、結局また寂しい気持ちになったり。
結局は自分で自分を受け入れて愛しているかどうかが大事だと思います。
自分の良い面も悪い面も認めてあげる。
第三者的に自分を見る。
自分の心の動きをよく観察して心地よい方を選択していく。
そうすると自分も周りも暖かい空気に包まれていくと思います。
人間にはもともと人と関わりたい、認められたい欲求があるものです。
なので、心地よい方を選んでも決して自己中心にはならないものです。
相手を攻撃すると一時スッキリしたような気分になりますが、
それは後から罪悪感やもやもやして決して心地よくて温かい気持ちにはなりません。
ちょっと説教じみてきたのでこの辺にしておきます。
お読みくださり感謝です。
どうぞご自分を愛してくださいね。ではでは。