自分や子供が受けたくなる美術教育を考える「テーマと画材は自由」 | -Spinof Design- 広告グラフィックデザイン制作、ライフデザインについてのコラム執筆など

自分や子供が受けたくなる美術教育を考える「テーマと画材は自由」

美術科の教員の道には進まないと教育実習を通じて思いましたが、
ワークショップ形式の美術教室を、40代になったら始めたいなあとずっと考えています。

20代と30代の男性から、こんな話を聞きました。
「図工で水彩絵の具を使うようになってから、絵が下手になって描くのが好きじゃなくなった」

確かに、小学校低学年の頃のドラクエのモンスターの絵は、
細部までこだわっていて、それでいて子供らしいのびのびとしたものだったと記憶しています。

小学校に入学すると、それまでクレヨンや切り絵、サインペンなどで比較的自由に
描けたりレイアウトできていたものが、水彩絵の具の登場により
制限が多くなるように感じました。

「教材」のフエルトペンで主線をひき、「教材」の水彩絵の具で着彩する
…というのが、小学校で推奨されていた描き方でした。
推奨というよりは、それ意外の表現方法がないように感じました。
もし不透明水彩があれば、何度でも塗り直しがきき、もっと自由に楽しいものに
なったかもしれません。


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図工や美術が好きではなくなる理由に、
・教材販売会社からの団体購入(単なる想像ですが、癒着みたいなものがあったりする?)
・テーマと画材を固定するのは先生が指導と評価しやすいから
の二つがあるのではないかと思っています。

中学校での実習の時にペラペラの真鍮(?)の板をボールペンで彫るという
授業を見学していて、生徒さんの
「この教材、絶対ケチってるよ」と不満そうな横顔は10年経った今でも
忘れられません。

その5~7年ほど上の代の、銅板を叩いて伸ばした立派な半立体作品を
実際に見ているだけに、残念でした。
少子化は教材購入費用に響いているのかも…。

あと、作品を返却せずに美術準備室に何年も保管しているのも
いかがなものなのかと思いました。 
参考作品として複写を保存するならいいですが、基本的に作家(生徒)の
元に返却してあげたらいいのになあ。

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美術教室をつくるとしたら、
「テーマと画材は自由」「手と口は出さないけど、一緒に創り上げる」
「点数はつけずに、作品鑑賞会を開いてみんなで楽しむ」を基本理念として
いきたいと妄想しています。

まだ採算とれない状態でやるほど余裕がないのと、
もしくは収益が見込めるぐらい安定して経営できる事業計画になっていないので、
しばらくはイメージしているだけになると思います

夏休みの「読書感想文と美術系の宿題サポートサービス」は
そのうちやってみたいなあ。