5月某日、晴れ、夏日。


3月の公演が延期になり、膨大な時間の余裕が出来て、僕が主に集中しているのは読書である。




2か月弱で40冊以上の読了は、これまでの新記録である。


基本的に、僕はシングルタスクのようで、1つの事に夢中になると、他ごとが全く手につかなくなる。

この期間はそれが許される、僕にとっては幸せな時間であった。


当たり前の事だが、この世にはまだまだ夢中になれる本が沢山あるのだなぁと再確認出来て、嬉しくなる。


世界はまだまだ面白い。


この期間、新しい本だけでなく、昔の本も同時並行で20冊ほど再読した。


再読して感じた事は、

記憶がいかに自分の中で変質していたかという事。

ある文章に対して、過去の自分と違った解釈が出来たという事。

過去には理解できなかった概念が、自然に理解できた事。


人というのは、まだまだ面白い。


この2つの面白さの再確認は、今後の表現に有益になるだろう。


板の上で試行錯誤できる日を待ちわびながら、営業し始めた本屋にでも行くかな。