風邪でした。
昨日まで一日中寝込んでしまっていたので、少し運動しようと思い、如意棒を持って公園へ

すると。
スケボーを練習する兄弟と親子に遭遇

だから後ろ脚だっつってんじゃねーか。

おら!反対なんだよ!何回言わせんだ!

と子供を罵倒するお父さん。

そしてついに子供を蹴った。

できるまでずっとやってろよ!

そしてお父さんは子供を置いて去っていった。

取り残された子供たちはしょんぼりしながら練習。

親だって人間で何が正義で何が悪かわからなくなるもんだ。


僕はビュンビュンと如意棒を振り回していると、
その兄弟は近くまでやってきた。
年を聞くと
上が8歳、下が6歳だそうだ。



弟 いつもやってんの?



ああ。いつも練習だよ



弟 どうして?



どうしてかな。落ち着くからかな。



兄 へー。おじさんプロ?



まあ。たぶん。



兄 え!じゃあスポンサーは?



いや、そこまで大層なもんじゃないから。。
君たちはプロになるのかい?



弟 無理無理!好きなだけだよ!

  

  6歳の子は、はにかみながら言った



そうか。好きか。ならきっとなれるよ。
さ!もっかいスケボーやろーぜ
おっちゃんもちょっと飛んでみる。


今日も夕陽が全てを洗い流す。