僕の全ての始まりは、高校時代だったのかもしれない。
父は借金で姿をくらまし、

母は僕と妹を育てるために昼夜問わず働いたが、
結局バラック小屋のようなアパートに夜逃げするはめになった。
僕の財布にお金などあるわけがなく、
友達と遊んでも面白くもなんともなく、
グレる勇気もなかったので、
暗い陰気な部屋で、毎日悶々と過ごしていた。
学校で同級生に殴られたぶん、家に帰って妹を殴った。
朝4時頃、警察と名乗る借金取りがアパートのドアを壊れるくらいノックした。
母が再婚した相手は、近所では有名な遊び人のおじさんだった。
おじさんに妹が殴られたので、おじさんの首を締めた。
その晩から夜な夜な家を抜け出し、
丘の上まで走って、
一人踊り狂った。
帰りにエロ本が落ちているとラッキーだった。
そんな青春時代だった。

 

明日から小屋入り。

宇宙とちっぽけな自分を見つめて・・。

故郷の写真。