7月某日、曇り、湿度すごい。
最近、断捨離にハマっている。
一度に捨てればいいものを、数日に分けて捨てるものを選別。
ダンボールを整理していたら、中学時代の卒アルを発見。
そこで思い出したのだが、僕は合唱コンクールで一度も歌ったことがない。
なぜかというと、一年の時に指揮者に立候補して、あろうことか最優秀指揮者賞なるものを獲ってしまったからだ。
これを一年で受賞してしまうと、残り2年間も指揮者を担当する事を半ば義務付けられる。
一学年全員の全体合唱でも指揮者を担当する事になる。
合唱する機会が奪われるのだ。
今考えると、楽譜も読めない僕がよくもまぁ受賞できたものだと不思議だ。
ウチの中学は合唱が異常にさかんで、その最たるものは、文化祭で行われる全校生徒によるヴェートーベンの第九の合唱だ。
わざわざ交響楽団を呼んで、ホールを借り切って合唱する。
だから我々愛知県豊明中学校出身者は、今でも第九をドイツ語で歌える(人もいる)。
そして三年生になると、ソリストのオーディションに参加する資格を得られる。
僕はこれに応募した。
だって、僕だって合唱に参加したかったんだもの
テノールパートでエントリーした僕は見事…
落ちた。
その当時の僕は気付いてなかった…。
自分が音痴だという事に…。
落ち込んでいた僕に、友人が舞台をやらないかと誘ってきた。
ミュージカル「アニー」を…。
幸いな事に歌はなかったが、これが間違いなく分かれ道だった。
ソリストに合格していたら、今の人生は歩んでなかっただろうなぁ…。
いや、別に後悔してる訳ではないがっ
これ以後も、いくつかの分かれ道があった。
それはまた別の機会に…。
久々にフルトヴェングラーの第九でも聴こうかな…。