「SKY RUNNER」が終わり、行きつく暇なくキャプテン翼の顔合わせ、そしてenraの大阪公演、そしてそして、イベントに参加してと、怒涛な日々を送っています。そんな中大変遅れましたが「SKY RUNNER」を振り返ってみようと思います。

 

さて僕は今回演出で、いろいろこだわったのですが、特にといえばやはりスラム街ティグラムのバックグラウンドでしょう。

 

ティグラムは、政府から見放された都市、70年代のニューヨークサウスブロンクスをモデルに作られました。

 

そこに住む人の7割が失業者で、麻薬中毒

銃声が鳴りやまないストリート

黒焦げの車と廃墟で遊ぶ子供たち・・

半分火事で焼かれた教会

 

皆に説明するのにわざわざ架空の地図を書いて、そこがどんな状態にあるのか説明し、夜の公園でティグラム体験をしてもらったり、これは演出なのか、僕の趣味なのか境界線が非常に難しいとこにはなりましたが・・。

 

極めつけは、サンドバッグを持参して役者にビシバシ殴らせたり・・。

 

疑似体験をさせるという名目でさんざん遊ばせていただきました。

 

おかげでティグラムの焼け焦げた教会がそこにあるように見えたり、場末の酒場や、うすぐらい街並みが本当にあるように見えてきたように思います。

 

やはりこの作品は何かが宿っているように思いました。

 

濃すぎるバックグラウンドと精密な飛行機たちの動き。ジン、トカマク、フェイ、グスタフ、バーネット、イリーナ、理事長、ムロ、どんな役も大切で、エキストラのような役は一つもないのがSKY RUNNERでした。

 

今度ジンに会うときはいつになるのやら・・。

次はどんなことをさせようか。

今から楽しみです。