こんにちは。

横山真希です。

 

何年前でしょう。

1998年冬季オリンピック。長野。

スキージャンプ、ラージヒル団体。

 

猛吹雪の中、そこにいるすべての人がスタート台にいるただ一人を見つめる。ミスなく飛べば、金メダルはほぼまちがいない。

 

「船木ぃ、、船木ぃ、、、」

 

涙なのか、鼻水なのか、凍えながら見上げる原田選手。1回目のジャンプ、悪天候のなか思うように距離がのびず、全体順位を4位に落としてしまう。悪天候で2回目が中止され、このまま試合が終われば4位に終わってしまう、という心配の中、代表入りを逃したテストジャンパー達が命がけで夢をつなぐ。

大きなプレッシャーの中迎えた2回目。K点越えをする岡部選手、斎藤選手に続き、2回目は大大大ジャンプを決めた。

 

「立て、立て、立ってくれ!」

 

「立ったーーーーー!」

 

この実況も忘れられない。

祈るように、ただ、ただ、最後の飛行を待つ。

 

そして、猛吹雪の中、金メダルを決めるには十分の距離を飛び、着地姿勢のままガッツポーズをする船木選手。。

 

あの感動のシーンを覚えている人も多いのではないだろうか。

岡部孝信 選手、斎藤浩哉 選手、原田雅彦 選手、そして、船木和喜 選手。

すごい名シーンだ。

小学生だった私にとって、最後に飛んだの船木選手は特にヒーローだった。お顔もかっこいいし、笑。

今こうして思い返してみると、金メダルを決めた瞬間だけでなく、命がけのテストジャンパー達とか、過去大会からの思いを背負った原田選手とか、沢山の支える人たちとか、、きっともっと沢山のドラマがあったのだろうなぁと思う。

でもとにかく、あの頃の私にとっては船木選手がヒーローだった。

あまりにも感動した小学生横山真希は、写真集を買ってもらって、後ろについている選手紹介を必死でみていた。

するとなんと、船木選手と同じ誕生日ではないか。勝手に運命を感じてキャイキャイしていたのを思い出す。。

 

先日、やっと暖かくなった4月の終わり。また一つ(船木選手もこの世界のどこかで)歳を重ねました。

沢山のお祝いの言葉をありがとうございます。

 

SPINNINメンバーにはSPINNINらしく!公園でお祝いしてもらいました。

 

 

せっかく広角レンズつけたのに上手くいってませんが、、ご愛嬌ということでお許しを。

大切な仲間、応援してくれる方、支えてくれる方がいる幸せ。

心からのありがとうを…。