こんにちは。
横山真希です。

 

私の実家は、長野県の真ん中らへん、松本市。古い家で、天井からは猫の鳴き声、ネズミの運動会の足音。お風呂ははなれで、冬は極寒。昔は材木屋だったので、子どものころは薪を炊いてお風呂に入っていました。
だから東京ではじめて、ガスのカチャカチャ回して炊くお風呂に出会った時は感動しました。そして、ボタン一つでお湯が出るお風呂に出会ってさらに感動しているところです。
浴室乾燥、なんて便利なものがついているところもあるらしい、なんて知って…あら…すごい。

 

古い家だったから、なのか、「インスタントの焼きそばは新聞紙みたいで美味しくない」という母の趣味、なのか、あまり変わった食べ物を食べたことのなかった私。

 

ポテトチップスはうすしお。
飲み物といえば緑茶かほうじ茶。
回転寿司の変わりダネなんてまず選ばない。

 

そんな私は、高校のころ友だちと、なわて通りという、今ではすっかり松本の観光地になったところで、はじめて"ウインナーの入った鯛焼き"を食べました。

 

あんこじゃない鯛焼きなんて、鯛焼きなのか?
マヨネーズが入った鯛焼きなんて、美味しい想像がつかない…。
いろいろ文句を言いながらも友だちにすすめられ、なけなしの100円、か、120円を払って"ウインナーの入った鯛焼き"を買った私。


これがまあ、感動しました。
きっと、その時の状況も相まって、なのだろうけど。
友だちの恋の悩みを聞きながら、全く見たことのない"サッカー部の先輩"を想像しながら、夕暮れの神社の階段に座って食べた"ウインナーの入った鯛焼き"は、本当に美味しかった。

 

のだけど、その後上京し"アメリカンドッグ"という食べ物に出会うことになる、のはこの頃の私には内緒である。

 

東京、学校から駅への帰り道。
プチッとつまむと、ケチャップとマスタードが両方出てくるあれを、二つもらって幸せそうに食べる彼女の顔は今でも思い出せる。(ちなみに「ゴリラみたいな足」と言った友だちとは別の友だちである。)
「アメリカンドッグ食べたことないの⁉」と驚かれて驚いた私はもちろん、なけなしの105円をはたいた。
ええ。そりゃそりゃ美味しかったです。
あの時も毎日楽しくもヒーヒー言ってたねぇ。
コンビニでアメリカンドッグ見るたびに思い出す彼女は今どこにいるのだろう。久しぶりに会いたいねぇ。

 

そんな私は今、またまたアメリカにおります。
ありがたいことです。
頑張らないと。

 

今回の旅ではじめて"お灸"を持ってきました。
"ウインナーの入った鯛焼き"に、"アメリカンドッグ"に感動していた私は、"お灸"にすがるほど歳を重ねました。(随分前から、気休めとは思いつつも旅のお供は青汁です。)

 

が、まだまだ青二才(女)。
せんねん灸の"竹生島"。
一番弱いやつです。

 

はじめてのお灸は…うん、熱い。

 

そして、思いのほか煙があがり、ホテルの部屋の煙探知機が作動しないかヒヤヒヤ。

 

はあ、どうしよう、張り切ってたくさん持ってきちゃったよ…。

 

 

まだまだ始まったばかりのアメリカ滞在。
お灸をお供にがんばります。

 

それではまた来週。

 

 

※この記事を読んだプロデューサーが調べてくれました!
お店の名前はたい焼きふるさと

 

出典:食べログ

 

ここここ!

 

出典:たい焼きふるさと

 

これこれ!

なんだかすごく有名みたい。
170円…になってる…。
今度帰省したらまたいってみよう。