最近のカウンセリング
一人暮らしの飼い主様。
愛犬が最近攻撃的になり、縫うほど咬まれてからは、お世話もままならなくなったそう。
離れて暮らす家族に相談するも、持病がある飼い主様には、飼育は難しいから手放すように強く言われたそうです。
そして、悩んだ飼い主様がふと思い出して下さったのが、商店街沿いのうちの店舗のシャッターに、でかでかと書かれたうちの電話番号。
今まで体の大きな子とばかり暮らしてきて、持病を得てから、扱いやすいと思って、初めて迎えた小型犬が今の愛犬なのだそうです。
実際にカウンセリングをさせて頂いて分かったことは、
まず、飼い主様が今までの癖で、大型犬相手のような大きな声での指示出しや動作で接したり、かなり厳しくしつけをしていたため、小型犬の愛犬は、威圧感を感じて怖い思いをしていたこと。
また、股関節脱臼や膝蓋骨脱臼など、犬種により多い疾病を知らず、悪化させる環境(よく滑るフローリングの床など)で、愛犬に慢性的な痛みがあったこと。
それらが分かったので、まずは生活環境の改善をお願いするとともに、愛犬と飼い主様との関係性を変えるために、「最初が肝心、良い子にするためには、厳しくしつけなきゃ」という考えを、まずリセットして頂き、愛犬の喜ぶこと、嬉しいこと、楽しいことを一緒にやるという考え方にシフトして頂きました。
また、ちょっとした動作や声掛けの時の声の大きさなど、無意識の部分を意識して、愛犬が怖がったり、びっくりしていないかを、しっかり意識して見て頂くことをお願いしました。
真面目な方ほど、愛犬との暮らし始めに「しつけをちゃんとしなきゃ!」と思い込みがちですが、本当はもっと大切な事があります。
まずは強い絆作り。崩れない信頼関係を築くこと。愛し愛される関係になることです。
愛犬に「言うことをきかせる」飼い主様ではなく、愛犬が「言うことを聞きたくなる」飼い主様を目指しましょう。
いつでもお手伝い出来ますので、お声かけください。