よく練られた物語で 優生保護法という今となっては人権無視も著しいと社会問題になる過去の「正しさ」を取り上げた傑作ミステリ。

よく出来てると思う…けど 当たり屋の子供より 恩師を殺した弦の逮捕後、匿っていた女性のその後、そっちの方が気になるのに 一切言及なしで終わったので ああポイントが違うんだな、この作者とは感性合わないな、と改めて思った。

今まで「悪いものが来ませんように」「神の悪手」と読んでみて思ったのは どれも凄く良く出来てる小説、けど好みではないってこと。この人の作品には当分触手が伸びる事はなさそう。でも面白くないわけじゃないから そのうち気が向いたら他の作品も見る気になるかもしれないけど。タイプじゃないってだけで決して 嫌いとか 面白くないとか じゃない。