面白かった。長谷敏司は 初めての作家、面白かったので他のも挑戦したいと思った。

結果と目的に目が行きがちだけど その経過の手順 過程の在り方にこそ人間性が宿り、そこが最後の砦。そのほかのつまり結果や目的到達は進歩した機械に搾取されてしまうだろうけど 全てを機械に奪われて残る人間性ってどこに宿るかって話だと解釈。例えば、登山。山頂からの眺めを楽しみたいならヘリコプターで山頂に降り立てば良いだけの話。そうではなく登山という己の肉体を使って登る手順が好きな人たちもいる。作業工程が好きな人。そこがロボットにない人間性。って感じの解釈 作者の言わんとしてることとは違ってるかもしれんが 自分はそんな解釈をした。

と言うのも ダンス、特にコンテンポラリーダンスって分かってない。著者の助言に従ってyoutubeでprotocol of humanityで検索、舞台を見てみたけど 分からん^^;。文章で描かれてる方が熱が伝わる。

効率以外のモノ。効率だけで物事が回るならもうロボットだけでいい、人間とコラボするロボット 違うロボットとコラボする人間の在り方か。文章で描かれてる方が意味を飲み込めた。自分にはダンスを理解する鑑賞眼がない。

それ以外にも義足の驚くべき進歩 そこに凝縮されてる技術とか 本当よく勉強してるなと驚愕の嵐。

コンテンポラリーダンスにしても よく文字でダンスを描いたなぁ、と感嘆。

しかし近未来のことだけど 残念ながら義足程には認知症の治療や介護環境は改善されてない設定になってる、滅茶リアルで重い^^;福祉にこそAI導入でもっと負担軽減してる社会になっていて欲しい。

主人公だって研究開発に協力してるからタダで高性能の義足が使えるって設定。なんでも最新の機材を使うと金がかかる、つまり近未来は金持ちしか 科学技術の進歩の恩恵に授かれないってうっすら浮かんで来る。そこテーマじゃないから適当な設定かもしれん、

肝心なのは父子のダンスによる ロボットには変え難い 人間性の繋がり。

そう他の瑣末な設定は気にしなくて良いのかもしれんけど^^;

まぁ 読み応えはあった。