面白かった、ミステリーというより科学SF要素の方が大きい気がするけど まぁ兎に角 ミステリーと思って構えてたので想定外の展開に驚いて 最後迄楽しめた。
滅茶苦茶 plotが素晴らしいと思う。
ただその直前に柚月祐子さんの「慈雨」を読んでたのだけど それと無意識に比較して 比較的あっさり読めた(笑)いや どう考えても設定的にはレベチでこちらの方が面白いし惹きつける力もある筈。なのにグイグイページを捲らせる力は「慈雨」圧勝なんだよね、不思議。
「慈雨」は定年退職した刑事の四国お遍路のお話。夫婦でお遍路を巡りながら 現在進行形で起きている殺人事件と過去に担当した事件との関係を疑い 組織的冤罪事件に関わった悔恨に苦しみつつ 事件解決に尽力するという どう考えても 地味な設定で暗いし重い内容。
人のクローンを実験的に作り上げるという奇想天外でハラハラドキドキ的な設定なのは「一次元の挿し木」の方。そこに新興宗教が絡んで問題がややこしくなるというか 一気に現実的(笑)に。
いかがわしい話って新興宗教とセットだと現実味浴びるよなぁ。オウム事件の後遺症か。
だけど 現実問題として 一気読みしてしまったのは「慈雨」で「一次元の挿し木」は休憩を入れて今日はここまで と決めて平気で中断できたんだよな。物語の面白さと ぐいぐいを読み手を惹きつける文章力って違うってことだろうねぇ。 まぁこれは好みの問題だなぁ。面白さは文句なく満点だった。休憩入れたけど面白いからサクサク最後迄 ダレることなく読めたし。