今年も友人と

 

年初めから いつものムダバナシをしていて

なんのハナシだったのか忘れたけど

 

サッと右手を出して と言うのが

ツボにはまって笑ってしまった

 

私は即断するタイプではないのだ

ノリは良いとは言えない

慎重というと聞こえがいいが 

いろんなトラブルを想定してしまう

 

特に出かけるとなると 雨が降りそうとか

暑いか寒いか服装や靴などいろいろと

考える

 

考えすぎて 要るものを置いて余計なものを持ったりする

 

母は ばかばかしい程に心配性だった

たとえば 何かしらの事件や事故のニュースを見て

まるでそれが自分の身に起きることのように思うらしい

 

子供の頃 

5月の連休の時に昼間から布団で寝転んでいる父に

妹は 友達はみんな家族でお出かけしてるんだよ

どっかに連れて行ってと やいのやいの言っていたが

 

父はニュースを見ろ 外に出れば事故に遭う

家(ボロ長屋)にいれば事故に遭わなくてすむ

寝てるのがいちばん 寝れば天国~とアホなことを言って

まったくどこへも連れて行ったことがない

 

それを真に受けてうなずいている母

めんどくさいうえにカネもなかったのだろう

私は何もかもあきらめて生きていたので

親と出かけるより借りた本を読んでる方がよっぽど

良かった

 

海を初めて見たのも 大人になって働いてからだった

職場の若い人たちで行ったのだけど

海も初めてだし そのうえ食事の時に

さしみも寿司も食べたことがないのを知られて

みんなに驚かれた

 

水着も持ってないので

職場には私の他に二人の女の子がいたが

それぞれ水着を着て波打ち際で遊んでいるのを

うらやましいとも思わず砂の感触を楽しんでいた

 

売店に水着が売っていて

先輩の男のひとが かわいそうに思ったのか

水着を買ってあげるよ きっと似合うよと言われたけど

お世辞を言われてると思ってた

ビキニなんかとんでもない

ショートパンツでさえ恥ずかしいのに

 

職場の人たちと海に行くと母に伝えたら

絶対に水着になるな これを着ろと自分のズボンを寄こした

水着なんか買えるわけもない

就職したその年の夏だったのだ

 

さすがにそんなオババズボンなんかはけるか

 

私は容姿にまったく自信がなかった

幼い頃から 母は毎日のように 

お前は不細工で何を着ても似合わない

みっともないと言い続けた 

その言葉が心にしみ込んでいた

 

今 その頃の数少ない写真を見返すと

スゲー可愛かったんだなあと思う

鬼も十八、番茶も出花っていう言葉もあるしね^^

 

少し年上の男性から結婚を前提に

お付き合いしてほしいと言われても

冗談だと思ったり

かわいいと言われても

何言ってるんだろう 私は不細工なのに 

と反応は全く可愛くなかったのだ

 

引っ込み思案で遠慮ばかりしていたわたし

 

そんな私も古希になって

もうあとどれくらい元気でいられるかわからない

 

考えすぎず 余計な心配をせず へんな遠慮をせず

自分がしたいことや 楽しいと思えること 

行きたい方向が見えたなら

 

サッと右手を出してチャンスを掴み

思い立ったら即行動

 

この年齢になって

おひとり様でいられるのはむしろありがたい

親の介護も終わって

これからは自分のために残り時間を使えるのだから

自分のために生きていけるのだから