私がポーランドへ旅行する理由を病棟で話した時、あまり同意してもらえませんでした。
「アウシュビッツに行ってみたい」「負の遺産やろ?なんでわざわざ気分下げに行くん?」と顔をしかめる素振り。これって変なんかな…と。それでも行こうと思ったのは、昨年チェコへ行った時、近くやったのに時間がなくて立ち寄れなかったこと。あとは小学生の時に読んだ”アンネの日記”。この本に衝撃を受けて興味を持ち、いつか行ってみたいと思っていました。でも”いつか”は、きっと一生来ないので、意識的に”いま”行こうと決めました。

クラクフ広場

獣の匂いで振り返ると、だいたい馬車

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: dsc03533.jpeg聖マリア大聖堂

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: dsc03616.jpg

 

 クラクフに到着すると、おなじみの赤レンガや可愛い街並み。女子としては気持ちが高ぶる要素しかありませんでした。説明しなくても良いくらい、最高に楽しんだことが写真で伝われば良いなと選んでみました。

 

街歩きを堪能し、メインの”アウシュビッツ・ビルケナウ”
教科書のわずかなスペースに記載された記事でしか見たことはありませんでしたが、正直震えた。学生の団体客も多くみられ、日本でいう広島の”原爆ドーム”のように、ポーランドでは社会科授業の一環として訪れるケースが多いようでした。
 多くの写真を載せるのは控えますが、”絞首刑にされた囚人””腹部がえぐれている子ども””毒素を取り寄せていた実際の伝票”などが、リアルな写真や実物として残っていました。「ここで大量虐殺が行われてたんやな」と考えると、いたたまれない気持ちになりました。その反面、やっぱり来てよかったと思えたのは、そこでしか見られない資料や情報を得ることができ、アウシュビッツの空気感を体感できたからではないかと思いました。

 

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: dsc03648.jpeg

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: dsc03727.jpeg

銃殺が行われた場所
周囲の窓は見えないようにすべて封鎖

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: dsc03741.jpeg

アウシュヴィッツをよちよち歩く可愛い子
可愛すぎて今でも私の待ち受け画面です。笑