はい、がんなんですけど

はい、がんなんですけど

肺がん(肺大細胞神経内分泌腫瘍=LCNEC)ステージⅣと診断されたおっさんのゆるい毎日。

成人年齢は、今から4年前の2022年4月1日、それまでの20歳から18歳に引き下げられた。

それと同時に、18歳から選挙で投票できることになった。

このクソ寒い季節に、日本は総選挙の選挙期間に突入している。こないだの寒波で、我が家の軒先にはつららが下がっていた。

ほんと、クソ寒いのに選挙かよ。
などと言わず、高額療養費引き上げなども考慮に入れながら、投票先を決めて、きっちりと選挙権を行使しましょう。

20歳と言えば、我が社(と言ってもフリーランスなので個人商店だけど)は、今年創業20周年を迎えた。
意外ともった。
たまに、弱い上昇気流をつかまえて、ふんわり浮かぶ下手くそなパラグライダーみたいだけど、まあなんとか落ちずにやれている。
“大人”になったことだし、これからは“大人”としての責任感を胸に、一層頑張る所存です。

それにしても、あと10年頑張れば、肺がん罹患後の期間の方が長くなるのか。
なんかしみじみするな。
いや、10年後って70歳じゃん!
爺になった自分を、全く想像できない(60歳は既に爺だろってツッコミには、意地でも返事しません)。


同い年の友人が、去年の秋に肺がんと診断された。肺気腫を手術した時に、執刀医が見つけてくれたそうだ。 

ステージは0

何というか

「お前持ってんなあ」

としか言えないくらいの幸運と言って、問題ないと思う。


その友人は、アマチュアで音楽活動をしている。演奏するのは、俺たちの世代にはものすごくツボな、かぐや姫とかチューリップとか伊勢正三とかふきのとうとか、あの辺り。

去年のクリスマスシーズンに、彼の復活ライブの収録をオーダーされ、カメラ3台で収録した。DVDにして納品したら、ものすごく喜んでもらった。


その彼から、昨日こんな話が舞い込んだ。

「3月のライブで歌わない?」

え?なに?何て言った?

「3月にライブやるんだけど、俺の演奏で歌わない?」

マジすか。

面白そうなので、快諾した。

何歌おうかなあ。


これでもかつては、プロの舞台俳優(は下手すぎてクビになって脚本や演出に回された)だったし、アマチュアバンドのボーカルだったこともあるのよ。

友部正人とか三上寛とか高田渡とか歌いたいなあ。

え?知らない?ほんとに?なんで?

じゃあ、井上陽水とかアリスでもいいかな。


なお、スマホで撮影した友人のバンドメンバーの集合写真を、チャッピーにお願いしてイラスト加工したら、イケメンと美女の集団になった。


 


昨日は午後から古巣(島根大学医学部附属病院)へ、ピアサポート活動に出かけた。


このピアサポート活動は、患者さんとの交流会を前に、毎回異なるテーマで専門家による講演がある。
今月のテーマは、緩和ケア。

緩和ケアは、その言葉の響きから、どうしても終末期に受けるものというイメージが根強い。それは決して間違いではないけれど、それだけが緩和ケアと言ってしまうのは、少し違う。
今や緩和ケアは、診断時、あるいはがん罹患が疑われている段階から、すごく重要な医療として考えられている。
例えば俺の場合、治療開始前の段階で、主治医に
「先生、俺キツいとかしんどいとか、絶対に嫌だから」
と伝えたのだけれど、それを聞き入れてもらい(と、俺は思っている)、化学療法による副作用が出ないように、かなり気を配ってもらった。
そのおかげか、投薬治療中に、一度も吐き気や嘔吐がなかった(倦怠感はあった)。
緩和ケアの目的のひとつが、QOLの維持や向上なのだとすれば、治療による副作用の抑制も、広い意味の緩和ケアと呼んで良いと思う。
 

そんな自分の経験を、講演後の交流会で、患者さんと共有できたことも、ある意味で緩和なのかも知れないと思う。





プロフィール用に撮影したセルフィーを、「シュッとしたイケメンに加工して」とチャッピーにお願いしたら、こうなった。
ほとんど変わってない(ウソ)。
これは緩和というより、自己肯定感が爆上がりする企み。いや、実像とかけ離れすぎていて、ひたすら虚しい…