腰痛はその原因から治療方法が違います。
ですからその原因の検索が治療効果を左右するといっていいでしょう。
1、筋性腰痛;筋肉の疲労や損傷から起きます。多くは安静によって治ります。
2、椎間関節痛;腰椎を連結させている関節の炎症。診断は椎間関節ブロックによって
痛みがとれるかどうかで判断されます。MRIで関節液の貯留がみられることもあります。
3、神経痛;ヘルニアなどにより腰神経が圧迫され、支配される腰筋痛が出現します。
下肢のしびれや神経根ブロックによって痛みがとれるかで判断します。
4、椎間板性腰痛;変性した椎間板由来といわれています。これも椎間板造影で再現痛が
あるかどうかが重要です。
5、flat back;腰の形が悪いことによって起きます。これも難しいですね。
6、骨折;ガンの転移や骨粗鬆症による病的骨折や外傷による骨折による痛みですね。
7、内蔵痛;有名なところでは生理痛、尿管結石、腎盂腎炎などです。
血液検査やエピソードが大事です。
8、心因性腰痛;心の病いですね。これは難しい。除外診断やエピソードが頼りです。
さらに腰椎分離症、腰椎辷り症、側弯症、謎の低髄液圧症候群やTFTとかもあって、
上記の原因列挙ではまだまだ不十分といえます。
そしてさらに難しいのは、これらの原因がまざりあって腰痛になっていると
いうことです。患者さんの腰痛の原因はある程度治療経過をみてみないと
確定は難しいですね。そしてそれぞれに合った治療方法を選択するわけですね。