妹が妊娠していて、7月から産休にはいるそうです。
つわりはひどいし、腰痛をこらえながら仕事も続けてきた。
無事生まれてほしい、
仕事なんてしてたら危ないんじゃないか、
心からそう思ってたし、今も思ってる。
でも、変な夢を見てしまった。
出産間際の妹が病院に入院していて、その場には実家の他の家族もいる。
妹の面倒を見てやるように母親に言われる。
そこでもの凄い怒りと不快感に襲われて目が覚めた。
目が覚めてしばらく現実との境目が分からず必死に反論してた。
誰も聞く人はいない。
もしかしてだけど、うらやましいのかな。
それを通り越して妬ましいのかな。
別の妹が酔っ払って電話をかけてきたことがあって、その時に妊娠しているらしいと聞いた。
めでたい知らせだとは思った。
でも酔っ払って調子づいてる妹から、
自分はもう2人も子供がいる妹から、
私が病気になる引き金を引いた妹から、
そんな話を聞かされてあの時に怒りと悔しさが沸いたのはたしか。
20代前半で病気になった、おそらく寛解のない私。
産めない、育てられない、私が子供を持つことは一生ない。
みんな、そのこと、気にもしてない。
後輩から子供の写真入りの年賀状が届いたとき、返事を出すことができなかった。
ランチに自分の子供を連れてくる同級生、みんながかわいがってる中どうしていいか分からなかった。
ラインのアイコン画像を自分の子供にしてる人、たくさん。
子なしで自由時間の多い私、外へ飲みに行くくらい許してもらってもいいよね。
だって子供、いないんだもん。
甥っこと姪っ子が育児放棄に遭ったとき、母親が面倒見てた。
あのとき我が家で引き取りたいとどれだけ思ったことか。
あの子たちももう大きくなって、友達もたくさんできた。
どんなに家庭環境が悪くてももう我が家に来ることはない。
そしてもう一人の妹の妊娠。
あの妹は何があっても自分で子供を育て上げると思う。
里親のパンフレットをもらったり、ネットで調べたりもした。
無理そうだと分かった。
シャワーからお湯が出る、電気がつく、暑い日にエアコンがある。
幸せです。
とても幸せです。
これ以上は望まない、時間と金があるときに自由に飲みに行くだけ。
自分に子供がいたらどんなふうに育てたか、
そんなことはもう考えても無駄なだけです。
不思議なことに私がこの件についていろんな思いを抱えながら涙を流さないのは、幸せだからなんでしょうね。