お久しぶりでございます。
ついに、先月は1度も更新してなかったとゆぅ~
怖い事実をたった今知ってしまった。
ブログを分散してからというもの、最新ネタは すぴん2 で書くことにしているので、
こちらのブログは「余裕があったら・・・」になり、遅れる一方。
でも古い旅行記でも気長に「完結」を目指しますんで、
長い目で見守ってもらえると大変嬉しく思いますデス。
今後ともどうぞご贔屓に。
さてぇ~
自己都合により、名古屋&ベガスネタを優先させてきたものの、
予想に反して、いつになっても終わらんわけだヨ。
したがって、業を煮やしきった管理人は、
「東北ドライブ」を再開することにしやしたァァァ!
もはや、何の話だっけ
・・・的に、前回までのお話が思いだせんのだが、
こちらも残しておきたいエピソードが満載ゆえ、ノロノロ更新で頑張ります。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
2012年9月、東北4件巡りドライブ、続き。
2日目の2時ごろ。
秋田県の小京都、角館(かくのだて)にある
武家屋敷を散策中!
ランチを済ませた後は、
武家屋敷の中を見学だぁー!
■武家屋敷について
仙北市角館伝統的建造物群保存地区
(重要伝統的建造物群保存地区・昭和51年9月4日選定)
仙北市角館伝統的建造物群保存地区元和6年(1620)江戸時代のはじめ、
芦名氏により大規模な都市計画が実施され、その後は佐竹北家の城下町でした。
保存地区は旧武家町のほぼ中央にあり上・中級武士の武家屋敷にあたるところです。
広い通り沿いに塀が連続し、シダレザクラやモミの大木が深い木立を形成し、
江戸時代末期時の屋敷割や母屋・門・蔵の屋敷構え、枡型など武家町の特性をよく残しています。
見学できるお屋敷はいくつかあるのだが、
全部見てる時間がないから、こちらのお屋敷↓のみ観覧。
あおやぎけ
角館歴史村 青柳家 (HP→★)
2代目当主・藤右衛門がみちのくの地に移り住んでから400年。
角館では、はじめ芦名氏に仕えた青柳家ですが、
芦名氏断絶後は、身と時代と同様、佐竹氏の臣下となります。
以来、明治を迎えるまで、佐竹氏の忠実な家臣として仕え、
主君の繁栄を支え続けました。
お屋敷内は
↓こんな感じでかなり広ぉぉ~い! (各所の説明など詳細はこちら→★ )
ということで、いざ潜入~!
薬医門
万延元年、藩への功績が認められ特別に許された青柳家の薬医門。
門はその家の位や威信を表すとされていた当時、
上級武士にしか許されないはずの重厚で格調高い造りは、青柳家の誇りであった。
そして今、その粛とした姿は角館の象徴となり人々の営みを見守り続けている。
休館日 年中無休
入館料 大人500円 (2名で1,000円なり)
↓案内図 ↓井戸屋形
青柳家母屋
約200年前の建築のままに、厄除けの意味をこめた鬼板や
懸魚等で意匠をこらした玄関、座敷内の板欄間にほどこされた家紋の透かし彫り、
雪国特有の廻り縁など、母屋は武家らしい威厳に満ちています。
うちの実家が新築する前(私が小2の頃)は、家の間取りとか雰囲気とか
まさに↑こんな感じだったなぁ~~って言っても、勿論ここまで立派じゃないですが。
かやぶき屋根の雪下ろしは大変だったし、お風呂は玄関先(ほぼ外)、
トイレは30mほど離れた庭先にあり、冬はめっちゃ寒かったとゆぅ~記憶が忘れられない。(笑)
青柳家武器蔵
江戸時代からの数々の文献や武具など、
武家を知る上での期著名品々を数百点収めています。
青柳家の宝絵である六十二間小星兜をはじめ、
身分の高い武家だけに許された図柄である五輪塔旗印、重要文化財である秋田郷土刀など、
格調の高い武家の暮らしぶりをうかがうことができます。
甲冑とか、なんか不気味で苦手なすぴんさん。
↓二階には調度品があれこれあり、またしても苦手な日本人形が待ち受けてて、
しかも目が合いぃ~の(気のせいw)、ギョギョギョーー・・・的な。
恐ろしいので、
スタコラサッサと外へ脱出~
青柳庵
青柳家文庫蔵に有する佐竹藩ゆかりの絵画を中心に、
古文書・掛け軸などを展示。
秋田蘭画、伊能図より40年も早くつくられた日本興地全図など、
大変珍しい美術品が勢ぞろい。
神明水
青柳家の裏山、源太寺山から、
数百年もの昔より庭園内の池に絶え間なく流れ込む沢水。
その清らかで豊かな流れは、
NHKの「新日本紀行武家屋敷残照」等の番組でもとりあげえられました。
井戸水の水質も折り紙付の美しさです。
お庭も広々。
小野田直武像
青柳家と姻戚関係にある小田野直武は、平賀源内に師事し、秋田蘭画を確立。
また『解体新書』の挿絵を描き、その名を高めました。
西洋の陰影法を取り入れ、後の洋画界に大きな影響を与えた秋田蘭画は、
小田野直武と、時の秋田藩士・佐竹義敦によって完成されました。
義敦はまた、江戸の秋田藩邸内に歓楽宮を建設。
「高みから見下ろす」という最新の視覚を広めるため、
幕府が禁じた三層建てドームという形をとったといわれます。
秋田・角館の二人の武士が、日本人のものの見方を大きく変える礎を築き上げたのです。
秋田郷土館
雪国ならではの頑丈な造りの旧家を移築。
1階は昔の農民の暮らしぶりを伝える素朴な農具などを展示。
染物やイタヤ細工の実演販売も行っています。
縁側から見る中庭の草花には心が癒され、 囲炉裏を囲んで腰をおろせば、
時が止まったかのような東北の暮らしを感じることができます。
2階にも懐かしい品々を展示しています。
古いお屋敷と着物が良く合う~
葉桜庵
200年前の天明年間から角館に伝わるこの技術。
山桜の木肌の持つさまざまな表情を映し出し、
しっとり と深みのある風合いは多くの人を魅了してやみません。
希少な山の宝の山桜はますます貴重になり、桜皮 細工の価値が注目されています。
角館のお祭りに使われる山車
←チラシを貰っただけで、
それらしい光景を全く見かけなかった。
ナ~ゼ~!?
そんなこんなで、
青柳家の見学は30分ほどで終了。
さてぇ~
そろそろ時間も押してきたんで、
マー君が待つ駐車場に向かおぉ~!
途中、他の武家屋敷もチラホラり~
武家屋敷 石黒家 (仙北市指定文化財) (HP→★)
佐竹北家に仕え、財政関係の役職についていた家柄です。
茅葺き屋根の母屋とのぞき窓のついた黒板塀、
正玄関と脇玄関を備えて武家の高い格式を示しながら
簡素なただずまいとなっています。
現存する角館の武家屋敷の中で
格式が一番高い家柄の屋敷です。 (入館料 \300)
もうちょっと遅い時期だったら、
紅葉がさぞかし美しかったに違いない。
佐竹北家当主御座席
お祭り当日ということで、華やかな山車や
お囃子と共に踊る様子を佐竹のお殿様に見てもらう場所。
←このようにお殿様に見てもらうんだとか。(拝借画像)
これも昔から守ってきた慣わしなんだそうで~
現在の佐竹北家直系の当主は、
現職の秋田県知事だそうな。(佐竹敬久知事)
関東に嫁ぎ秋田を離れて幾久しく、聴いたことのない市ができてたり、
知事が誰かとか、ふるさとの話題にすっかりウトいすぴんさん。
もはや出身地はどこですか
って聞かれても「秋田」って言えないレベルになろうとしている。
小野崎家 (現在は角館公民館)
当時の上級武士であったことが明らかにされています。
子孫の所有する屋敷間取り図をもとに
平成12年に復元されました。
現在は公民館、武道館として活用されています。(入館料無料)
さてとぉ~
こんな感じで、風情豊かな古い街並みに酔いしれつつ、
内心、「暑い暑い」とボヤきながら、↓駐車場に戻りやしたぁ!
これにて角館とお別れだ。
ちなみに、ウカウカしてたらもう3月になったわけだが、
角館は県内でも有名な「桜の名所」でやんす。
しかも、日本に1本しかない「青柳八重紅枝垂桜」が素晴らしいんだそうで、
さらに期間中は日没~22時半までライトアップもされるらしい。
桜まつりは、例年だと4月後半~5月初旬ということで
ちょうどGWと重なるため、連休でお近くにお越しの際はぜひぃ~!
つづく
A=青柳家
B=駐車場