忘れられない

貴女は僕より強いひとではない

 

何故繰り返し立てないほどの傷を負い

その痛みをやさしさに変えるのか

果てないとても不思議なひと

 

もういいじゃないか

その細い肩

守りたかった

僕の心に深い悲しみを残し

 

貴女と歩いた人生は脆く強かった

浜辺の砂を波に抗い歩くように

 

ひとを失うということ

それは自らの人生も巻き添えにすること

でも貴女は望まないだろう

 

でも今の僕は何も感じられない

何も聞こえない

 

貴女の愛は強く儚かった

だから貴女は強く脆いひと

 

ひとを守るのではなく

ただ傍で寄り添う意識

それが強い愛なのだと知った

 

時は戻らない

深い悲しみ痛みを僕の深いところに残して

貴女はもう帰らない