2006年3月某日

3月の雪

 

細雪に急かされ急いで歩く

あの角を曲がれば君と出逢っていただろうか

僕は青信号を直進した

 

もうすぐ桜が咲く

戸惑いは春風の旋律に乗りあの夜を渡った

 

この街で新しい一歩を踏むのだろう

朝焼けが薄氷を跳ね虹を造り

夕焼けは暗幕に沈み星が瞬き出す

 

恋を知った少女が弾くエチュードは

戸惑いの小夜曲となり彼の胸に届くだろう

 

愛するという事

何を犠牲にするのだろうか

その代償は大きく君は愛を拒んだ

 

愛は過去と未来を棄て今を生きる事

飛び込む勇気をどうかください

 

悲しいほど貴方が好き

幾ばくの思いをもって好きと云おうか

 

この戸惑いが雪の如く消え

春を告げる遠雷が貴女の胸に轟かんと祈る