会社を出ると 雨が降っていた

毎度の事だけど  僕は傘を持ってない






ずぶ濡れで 帰宅した僕を見て


『おかえりなさい。』


いつものようにタオルを差し出して 君が言った


『………。』


僕は酷く疲れていて 返事すらしなかった


『先にシャワー入ったら?』


『……うん。』


ずぶ濡れでしわくちゃのスーツを脱いで

シャワーを頭から浴びた

色々な事が 次から次に思い出された


何が悪かったのか

どこで間違えたのか


ただ悔しくて

情けなくて


行き場の無い『何か』が

腹の奥から せり上がって 吐き気がする


口の端から漏れそになる叫び声を

僕はなんとか噛み殺した





ドアの向こうで 君が話し掛けた

『バスタオル 新しいの置いとくね。』


その声に

ハッと我にかえった


『あぁ…。』


そう返事をしたら

何かがすっと落ちた気がした



シャワーから出て

手に取った新しいバスタオルは

思いのほか ふかふかで

とても良い匂いがした







ドアを開けて 僕は君に声を掛ける


『……腹へったな。』



君は笑顔で振り返った


------------------








こんばんわ。

今日は七夕らしいですね。

こちらは あいにくの曇り空…。

あ!!

でも、なんとか月だけは見える。(*^^)v


IMG_20140707_191451.jpg
↑ホテルの窓から。


では、皆さん 素敵な夜をお過ごしください。





Raid