曇り空 
すぐにでも雨が降りそうな
そんな重たい空の下 


並んで歩く二人の間に
何があったのかなんて
きっと誰にもわからない


混雑する交差点
細い腕を 思い切り掴んで
「ちゃんと言えよ」
なんて 声を荒げて…


そんな事情
二人にしか 理解出来ない
二人にしか わからない


僕が君を追いかけたのは
ただ理由が欲しかったから

ここに一人 残される理由
ここに僕が 残される理由

自分を納得させられるような
そんな 言い訳 が欲しかっただけ


手を振り払って 歩き出す君の
遠ざかる背中をずっと見てた


降り始めた冷たい雨は
情けない僕を 濡らし続けた


どこにも行く場所なんてない
君の他に 僕を探す 人なんて居ない


降りやまない 雨に追われて
知らない軒先
膝を抱えて 諦めた僕に

無言で傘を差し出したのは
良く見慣れた 靴先だった


僕らはどこへ向かうんだろう
一体どこに辿り着くの?

混雑する交差点も冷たい雨も
僕らの日常に溢れてるのに


僕らの間に 何があったのかなんて
きっと 誰にもわからない


雲の隙間から 光がさした
君の 手を引いて渡る 交差点

雨に濡れた 僕の髪を
君は 愛しそうに撫でて 笑った