’敵に塩を送った’?デ杯でのお話。 | On Court (Racquet) !

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なぜなら私はツアーストリンガーですから。

先日のデ杯、日本VSカナダでの出来事。
ある関係者の方から電話が入る。
カナダチームのある選手がストリングを探しているですが、在庫ありませんか?という連絡。

どうやら全豪オープンから日本に入ってきたのだが手持ちのストリングがなくなってしまったようだった。
探しているストリングはもうすでに日本では販売されておらず、入手困難。日本のメーカーにもストックがないため、欧米あたりから送ってもらうしかない。しかしそれでは試合には間に合わない、困り果てたところだった。


もうこれは日本中のテニスショップに在庫を聞いて回るしかない、と思い仲良くさせてもらっているショップに電話。
すると奇跡的に5張分見つかった。
翌日、何とかその選手のもとにわたった。

普通なら相手チームの不手際、こちらが手を差し伸べることはしないかもしれない。アウェー戦はいろいろされたりすることが多いし。

まさに「敵に塩を送る」。

私に連絡を頂いた関係者の方、それと快くストリングを用意してくれたショップの方とそれも選手のもとに運んでくれた方。皆さんの連携が危機を救った。

やっぱり日本人ってすごいよなぁ。