今日は、古着好きなら思わず二度見してしまう、
非常に興味深い一着をご紹介します。

一見すると爽やかなブルーのロングスリーブTシャツ。
しかし、そこに刻まれているのは
**「Pepsi(ペプシ)」と「KFC(ケンタッキーフライドチキン)」**
という、アメリカを象徴する2大巨頭のネームです。
📌 歴史的背景:なぜこの2社が並んでいるのか?
「なぜペプシとKFCが一緒に?」と
思う方もいるかもしれませんが、
実はこれ、ヴィンテージファンには
たまらない歴史の証人のような一着なんです。
1970年代から90年代にかけて、
KFCはペプシコ(PepsiCo)の傘下にありました。
当時、アメリカ各地で開催されていた
市民マラソンやスポーツイベントでは、
このようにグループ企業が合同でスポンサーを
務めることがよくあったのです。
プリントにある
**「METRO PARKS Classic 15K RUN」**
の文字から、当時のチャリティ、
あるいは市民マラソン大会の公式スタッフ用か
参加者用として作られたものと推測できます。
📌 ヴィンテージとしてのディテール
このシャツの価値を
さらに高めているのが、その作りです。
シングルステッチ:
裾の部分(画像1枚目)を見ると、
この時代の象徴である「シングルステッチ」で仕上げられています。

これだけで80年代後半から90年代初頭の個体であることが分かります。
霜降りブルーの生地感:

独特のムラ感があるブルーの生地は、
現行品では出せないヴィンテージ特有の
「ヤレ感」が最高にクール。
ネオンカラーのプリント:

80年代らしい蛍光色を混ぜたグラフィック。
スニーカー(おそらく当時のランニングシューズ)の
イラストが描かれた、
時代背景を感じさせるデザインです。
📌 古着としての価値
昨今、**「企業系(アドバタイジング)」**
のヴィンテージは世界的に価格が高騰しています。

特に「Pepsi」単体や「KFC」単体でも人気ですが、
このように「ダブルネーム」で、
かつロングスリーブ(ロンT)**という個体は
市場でもなかなか見かけません。
単なる「古い服」ではなく、
当時のアメリカの企業文化やスポーツシーンを
そのまま切り取ったような、
資料的価値も高い一着です。
【Item Details】
Era: 1980s - Early 90s
Feature: Double Name (Pepsi / KFC)
Detail: Single Stitch, Long Sleeve
#古着 #ヴィンテージ #Vintage #Pepsi #KFC
#企業T #80s #90s #シングルステッチ #古着屋SeedS
「Metro Parks Classic」とは?
1990年代前半の「Metro Parks Classic 15k」などの
レースにおいて、
Pepsi(ペプシ)とKFC(ケンタッキーフライドチキン)が
公式スポンサーを務めていたという
明確な記録が見つかりました。
• 当時このレースは、
ルイスビルで開催される
「Triple Crown of Running(ランニング三冠王)」
という有名なレースシリーズの
第2戦として位置づけられていました。
• ペプシとKFCが同じロゴを連ねているのは、
当時の資本関係(ペプシコ傘下にKFCがあった)
を象徴する、
まさにその時代ならではのグラフィックです。
2. 「Classic RUN」という名称の持つ意味
「Classic」と名のつくレースは、
その地域で最も歴史が古く、
権威のある大会であることを示しています。
• 1980年代のアメリカは
「第一次ランニングブーム」の真っ只中。
• 健康志向の高まりとともに、
地域の公園(Metro Parks)を走るイベントが
爆発的に増え、
多くの企業がこぞってスポンサーとなりました。
• その中でも「Classic」を冠するこの大会は、
地元のランナーにとって
ステイタスのある大きなイベントだったことが
推測されます。
3. 歴史的な希少価値
このシャツは、単なる「古い服」ではなく、
**「1990年代初頭のアメリカの企業戦略と市民文化が融合した瞬間の記録」**
とも言えます。
• **KFCの創業地(ケンタッキー州)**
に近い都市公園のイベントである可能性が高い。
• 1997年にペプシコがレストラン事業(KFCなど)を
分離したため、
現在ではこの組み合わせの公式ウェアが作られることはありません。
まとめ
この1着は、アメリカの消費文化が旺盛だった時代の
**「企業スポンサーによる市民スポーツイベントの記念品」**であり、
シングルステッチや企業ロゴの組み合わせから、
当時のライフスタイルを色濃く反映した
貴重な資料的価値のあるヴィンテージアイテムと言えます。


