サーマルの魅力が一気にわかる!ワッフル・ハニカム編みの歴史と特徴まとめ | DIGman VINTAGE

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ディグってきた古着の話

 

 

 

寒い季節の定番アイテムといえば「サーマル」

その名の通り、保温性に優れた素材で作られた衣類ですが、

一体どのように生まれ、

どのような構造で体を温めてくれるのでしょうか?

 

今回は、サーマルの歴史から

ワッフル・ハニカム構造まで、詳しくご紹介します。

サーマルの歴史

サーマルは、

もともとアメリカやヨーロッパのワークウェアとして誕生しました。

 

起源

19世紀末〜20世紀初頭、

寒冷地で働く労働者や軍人のインナーとして使用されていました。

 

機能性

保温性・通気性・伸縮性に優れており、

冬場の作業着やアンダーウェアに最適でした。

 

普及

第二次世界大戦中には軍用下着として広く採用され、

戦後はカジュアルウェアとしても人気に。


日本では1990年代のアウトドアブームをきっかけに、

キャンプや登山だけでなく日常着としても定番化しました。

 

ワッフル構造とは?

サーマルといえば「ワッフル生地」

イメージを持つ方も多いと思います。

 

特徴

格子状に凹凸があるのがワッフル生地の特徴で、

まるで小さなワッフルのような見た目です。

 

機能性

この凹凸が空気の層を作り、体温を逃がさず保温します。

また、肌との接地面が少ないため、汗をかいても快適に保てます。

 

使用例

インナー、ロンT、スウェットなど幅広く採用されており、

カジュアルからアウトドアまで使える万能素材です。

 

ハニカム構造とは?

最近注目されているのが

「ハニカム構造(蜂の巣構造)」のサーマルです。

 

特徴

六角形の格子状に編まれた生地で、

ワッフルよりも密度が高く丈夫な作り。

 

機能性

小さな六角形の空間が空気を溜め込むため、

保温力が高いのが特徴。

さらに伸縮性と通気性も兼ね備えています。

 

使用例

アウトドアブランドの高機能インナーや

冬用カットソーに多く採用されています。

サーマル生地の魅力

保温性

空気の層を作ることで、

外気の冷たさから体を守ります。

 

通気性

汗をかいても蒸れにくく快適。

 

伸縮性

体の動きにフィットしやすく、ストレスフリー。

 

デザイン性

ワッフルやハニカムの立体感が、

シンプルながらもおしゃれに見せてくれます。

まとめ

ワッフル生地のクラシカルな温かみと、

ハニカム生地の現代的な機能性。

どちらもサーマルの魅力を最大限に引き出す構造です。


インナーとしてだけでなく、

トップスとしても活用できるサーマルは、

寒い季節のマストアイテム。

 

素材や構造を理解すると、

さらに着こなしの幅も広がります。

 

 


💡 ポイント:ワッフルは柔らかくカジュアル向き、ハニカムは機能性重視のアウトドア向き、と覚えておくと選びやすいです。