リーバイス(Levi’s)のジーンズといえば、

バックウエストに縫い付けられた「ツーホースパッチ」。


2頭の馬がジーンズを引っ張るイラストは、

単なるデザインではなく、

リーバイスの歴史やブランド精神を物語る重要なシンボルです。

 

ここでは、ツーホースパッチが誕生した背景から

年代ごとの変遷まで、詳しくご紹介します。

 

    

※この記事は専門的なものではありません。

多少の間違いもあるかもしれません。

 

個人的に楽しむものとしてご覧ください。

 


1. 誕生の背景(1873〜1886年)

※『XXc.1879』
 

リーバイスのジーンズは、

1873年に世界初の「リベット付きワークパンツ」

として特許を取得。


しかし当時はまだブランド名が浸透しておらず、

模倣品が出回る問題がありました。

 

その対策として1886年、 

「2頭の馬が引っ張っても破れない強靭さ」

を示すイラスト入りのラベルが誕生。
これが「ツーホースパッチ」の始まりです。


2. レザーパッチ時代(1886〜1936年頃)

最初のツーホースパッチは「革製」でした。


丈夫で長持ちする革に焼き印のように刻印され、

ジーンズの耐久性と同じく長期使用を想定した仕様。

この時期はまだ「LEVI’S」の赤文字ロゴはなく、

あくまで馬とジーンズの図柄が中心でした。


3. 紙パッチへの移行(1936年〜)

 

1936年頃から、

革パッチはコスト面や量産性の理由で「紙パッチ」に移行。


これにより「ツーホースマーク」は印刷される形になり、

現代のスタイルにつながります。

 

この頃、リーバイスは「赤タブ(Red Tab)」も

導入し、ツーホースパッチと合わせて

ブランドを識別する重要なアイコンに。


4. 戦時中の簡略化(1940年代)

第二次世界大戦中は物資統制により、

ツーホースパッチも簡略化されました。


ラベルはシンプルになり、

印刷の色数も減らされるなどの工夫が見られます。


5. アメリカ黄金期と国際展開(1950〜70年代)

1950年代のジーンズブームで、

ツーホースパッチは「アメリカンカルチャーの象徴」

として広く認知されました。


この時期は赤文字の「LEVI’S」ロゴと馬のイラストが並ぶ、

現在に近いデザインが完成。

 

1970年代には「Made in U.S.A.」の表記が入るなど、

国際的にブランド力を示すツールとしての役割も果たしました。


6. 多様化と変化(1980年代〜2000年代)

1980年代以降、ツーホースパッチには以下の変化が見られます:

  • 「Care Instructions Inside Garment」 の注意書き追加

  • 100% Cotton など素材表記の強調

  • 製造国(アメリカ以外も増加)の明記

また一部モデルでは再び「革パッチ」が採用され、

ヴィンテージ感を強調する流れも登場しました。


7. 現代のツーホースパッチ(2000年代〜現在)

現在でもツーホースパッチは健在で、

リーバイスのアイデンティティを象徴する存在です。


ただし素材や印刷方法は多様化し、

限定モデルやコラボ商品では特別仕様のパッチも登場。

 

それでも「2頭の馬に引っ張られても破れないジーンズ

」というメッセージは変わらず受け継がれています。

 


まとめ

ツーホースパッチは、

  • ブランドの信頼性を示すために生まれた

  • 革から紙へと進化しながらもシンボルとして存続

  • 時代ごとの文化や製造背景を反映する存在

といった歴史を持っています。

ジーンズを買うときにラベルをよく見ると、

その一本のルーツや背景が見えてくるかもしれません👖✨

 

 


📌 画像は良いのがあれば借りて貼っておきます。。。。