🧥VINTAGE古着ブームの裏側

 

〜高騰の理由と今後の行方〜

ここ数年、古着市場が異常なほど盛り上がっています。


Levi’sChampionといった定番はもちろん、

これまで注目されてこなかったマイナーブランドまで、

価格が跳ね上がる現象が続いています。


「ちょっと高すぎじゃない?」

と感じている人も多いのではないでしょうか。

 


🔺価格が高騰しすぎではないか?

実際、ここ2〜3年で相場は倍以上

になったアイテムも珍しくありません。


例えばLevi’s 501の66前期や

BIGE、Championのリバースウィーブ、

Carharttのダックジャケットなどは、

 

以前は数千円〜1万円台で手に入ったものが、
今では数万円〜10万円超えも当たり前の世界になっています。

SNSやYouTubeを中心に、

「古着=資産」「レアものを持つことがステータス」

という意識が強まり、

コレクション的な側面が価格を押し上げているのです。

 


💡なぜここまで高騰しているのか?

価格高騰の背景には、いくつかの要因があります。

1️⃣ 供給の限界

90年代以前のアメリカ製やヨーロッパ製の古着は、もう生産されていない
特にアメリカ製Levi’sやChampionは当時の生産量に限りがあり、年々“掘り尽くされている”状態。
つまり、欲しい人が増えているのに、モノがないのです。

2️⃣ 若者層の参入

Z世代の間で「他人と被らない」「エコでサステナブル」といった価値観が広まり、
古着が新しいおしゃれの基準になっています。
TikTokなどで“古着コーデ”が拡散し、需要が爆発的に増加。

3️⃣ 海外バイヤーによる買い占め

日本の古着店は長年「アメリカ古着の宝庫」として知られており、
今や海外のバイヤーが日本の古着市場を買い戻している状況。


円安も影響し、日本の古着が割安に見えるため、

海外勢が大量に買い付ける → 国内価格がさらに上がる、という悪循環も。

4️⃣ SNSとインフルエンサーの影響

人気YouTuberや古着系インフルエンサーが特定のアイテムを紹介すると、
翌週には全国の古着屋で同アイテムが完売…なんてことも珍しくありません。
SNSが「価値を作る時代」になったことも、高騰の一因です。


🔮今後の見通しは?

今後の古着市場には、2極化が進むと予想されます。

✅「真のヴィンテージ」はさらに高騰

※66前期
 

Levi’s 501XXやChampionのタタキタグなど、
時代背景・製造国・ディテールがはっきりしているものは、
美術品的な価値を帯び、今後も高騰を続ける可能性が高いです。

⚠️「なんとなく古い服」は価格調整へ

一方で、ブームに乗って“なんとなく古いだけ”のアイテムは、
徐々に価格が落ち着く可能性があります。


本当に価値があるものと、

そうでないものが明確に分かれる時代が来ています。

🌏 新たな注目:2000年代リバイバル

次なるトレンドとして、

Y2K(2000年代初期)やアメリカンストリートの再評価

も進んでいます。


当時のSean John、FUBU、GOTCHA、ROCAWEARなど、
一周回って“新しい古着”として注目が集まるかもしれません。


🧭まとめ

✔️ 古着ブームは「一過性」ではなく「文化化」している
✔️ 供給減・SNSの影響・海外需要が価格を押し上げている
✔️ 今後は“本物のヴィンテージ”と“流行りの古着”が二極化
✔️ 次は2000年代のアイテムに注目!


いまや古着は、

単なるファッションではなく「時代と物語をまとう文化」。


高騰に振り回されず、

自分の“好き”を軸に選ぶことこそ、
これからのヴィンテージの楽しみ方かもしれません。