今、90s・00sスケートカルチャーが再評価され、
ネクストヴィンテージ
という言葉と共に市場が動いていますが、
すべての“始まり”は80年代にあります。
この時代のスケートブランドは、
ファッションブランドではありません。
カルチャーそのもの。
今回は、80年代スケートカルチャーを象徴する
5つの伝説的ブランドについて、
「服」ではなく「背景」と「文化」としてまとめます。
🛹 Santa Cruz
カリフォルニア発、スケートカルチャーの象徴的存在。
スケートブランドという枠を超え、
アイコン的存在になったブランドです。
代表的なスクリーミングハンドのグラフィックは、
単なるロゴではなく、
80年代の反体制文化・パンク思想
・ストリートカルチャーの象徴。
Santa Cruzが作ったのは“商品”ではなく、
ビジュアルカルチャーでした。
当時のTシャツやスウェットは、
今見てもデザインが古びない。
それは流行ではなく、思想から生まれているから。
🛹 Powell Peralta
スケートカルチャーを世界に広げた存在。
ボーンズ・ブリゲードを生み出し、
スケートを“ローカルカルチャー”から
世界的カルチャーへと押し上げたブランド。
Powell Peraltaは、
スケート×映像×音楽×グラフィック
を融合させた最初の存在。
デザインはポップでキャッチーなのに、
根底にあるのは反体制文化とDIY精神。
「カルチャーは作れる」という概念を、
初めて証明したブランドとも言えます。
🛹 Dogtown
Dogtownは、カルチャーの発生源。
商業ではなく、リアルストリートから生まれたスケート集団。
プールスケート、荒々しいスタイル、反社会性。
ここにはファッション性すらなかった。
あるのは生き方としてのスケート。
だからDogtownは“ブランド”というより、
ムーブメントです。
Tシャツ1枚にしても、
ファッションアイテムではなく、
「所属」を示すシンボルだった時代。
🛹 Vision Street Wear
スケートカルチャーとストリートファッションを
初めて“視覚化”した存在。
Visionは、
スケート=競技 ではなく
スケート=スタイル
という価値観を作りました。
グラフィック、カラーリング、シルエット。
すべてが当時としては革新的。
後のストリートファッションの原型を
80年代の時点で作っていたブランドです。
🛹 Zorlac
最もアンダーグラウンドで、
最も攻撃的だった存在。
ホラー、デス、反宗教、反体制。
当時のアメリカ社会において、
Zorlacの世界観は“異端”そのもの。
だがそれこそが、
スケートカルチャーの本質。
社会に迎合しない。
市場に媚びない。
評価されなくても、やる。
Zorlacは、
カルチャーの危うさと純度を象徴するブランド。
80年代スケートブランドの本質
この時代のブランドに共通するのは、
・マーケティングが目的ではない
・ファッションが目的ではない
・流行を作る意識がない
あるのは、
表現衝動
反体制精神
ストリート思想
DIY文化
反商業主義
だからこそ、
80年代スケートブランドは
「古着」ではなく文化資料になる。
ヴィンテージとしての価値
今、これらのブランドが評価される理由は明確。
それは希少性だけではない。
・時代背景が明確
・文化的文脈が強い
・再生産不可能
・思想が込められている
つまり、
ファッションとしてではなく、文化として価値がある。
結論
80年代スケートカルチャーとは、
「服を作った時代」ではなく、
カルチャーを作った時代。
Santa Cruzも、Powell Peraltaも、Dogtownも、
Visionも、Zorlacも、
ブランドではなく、
思想と生き方の集合体。
今、ヴィンテージとして再評価されているのは、
服の価値ではなく、
時代の価値そのもの。








