西の魔女が死んだ | 蘭のブログ

西の魔女が死んだ

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原作は、中学入試国語でも出題頻度の高い梨木香歩の同名小説です。
サチ・パーカーさんのおばあちゃんがとても素敵です。
原作に負けない素晴らしい映画をまた一作見ることができとても満足です。


中学2年になったまいは学校での人間関係に疲れ登校できなくなってしまいます。
そんな「扱い難い子」であるまいを心配して母親は田舎に住む自分のイギリス人の母、まいの祖母
と暫く一緒に暮らす事を提案します。
祖母と暮らすうちにまいは祖母が魔女の家系であると聞かされます。
魔女の修行をしたいというまいに祖母は一番大切なのは「意志の力」だと教えます。
「意志の力」…それは自分で決める力、決めたことをやり遂げる力。
「私の一番苦手なことだ」と気付いたまいは一日のスケジュールを決めることから始め、段々気持ち
の中にも変化がでてきます。


テレビのない家で時がゆっくりと過ぎていきます。
手元だけ照らした電灯の下でゆったりと繕いものをするおばあちゃん。
まるでその部屋で一緒にテーブルについているかのように感じられ、見ているだけで寛いだ気分に
なってきます。

二人で一緒に寝ながら話す「死んだらどうなるの?」とまいが問い掛けるシーンがこの映画での見せ場
になっていると思いました。
「死は魂が体から離れること。魂は体を持つことで成長する。体を持てば色々なことを感じられる。」
お婆ちゃんは答えます。
「おばあちゃんが死んだらまいに魂が体から離れましたよという証拠を教えてあげます。」
この約束をおばあちゃんはちゃんと覚えていてくれるのです。魔女だから…。

「おばあちゃん大好き」「I know」のやりとりに、夜中に一緒にクッキーを食べるシーンに、
まいが転校を決めた時におばあちゃんが荷物に二人で一緒に煮たジャムをそっと詰めるシーンに、
本を読んだ時こんなに切なかったかしらと思うほど涙が出てしまいました。

おばあちゃんの家は古い木造で、イギリス風のキッチンは本で読んでイメージしていた通りに再現され
ていました。とても素敵です。

山梨県清里に建てられた撮影使われたこの「おばあちゃんの家」が9日から来年1月まで公開されます。中が見学できるのは7月中旬から。是非訪れてみたいと思っています。

見終わった後ミルクをたっぷり入れた濃いめの紅茶が飲みたくなりました。

21日公開