オール・ザ・キングスメン | 蘭のブログ

オール・ザ・キングスメン

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2006年、アメリカ
監督:スティーブン・ザイリアン


政治の腐敗から貧しい人々を救おうと名乗りをあげたウィリー・スターク(ショーン・ペン)。
彼を取材し追ううちに、そのカリスマ性に引き込まれていく美貌の上流階級出身の新聞記者
ジャック・バーデン(ジュード・ロウ)。

確かに最初は理想に燃える政治家になるかに見えたウィリーですが、下層階級の心を惹きつけていく
演説は気迫に迫り、恐ろしいほどです。こうやって、民衆を巻き込んでいくのだと見せつけられた
ような感じです。自分を守るためには脅迫まがいのことも平然とやってのけ、権力を持つというのは
こういうことなのだ、と怖くなりました。
その気迫せまる田舎者で成り上がり者の政治家をショーン・ペンが見事に表現していると思いました。

ジャックはウィリーとかかわったことで、長年思い続けた初恋の人をあっさり寝とられ、
その上実の父親以上に愛情を注いでくれた判事の過去を暴く役目を命じられ、結果判事を自殺に
追い込んでしまいます。このジャックの怒りとやりきれなさを現すジュード・ロウは流石です。
見ていて辛かった…。

なんとも重苦しい映画でした…。