ブラッド・ダイヤモンド | 蘭のブログ

ブラッド・ダイヤモンド

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2006年、アメリカ
監督:エドワード・ズウィック


サスペンス仕立ての娯楽映画でありながら、考えさせられることの多い映画でした。

「ダイヤを探す男」と「息子を探す男」…本当に価値のあるものは何なのか、
最期の場面で答えが見えたと思いました。

シエラレオネ…この国の名前さえ知らなかったし、ニュースで聴いたことがあるのかもしれ
ないけれど、まったく関係ない事だわと流してしまっていた内戦です。
でも実はこのダイヤを巡る戦いは、そのダイヤを欲しがる私たち消費者にも問題がある訳で、
私たちの価値観や考え方もしっかり見なおして行かなければいけないことなのだと思いました。

特にこの内戦により犠牲になる子どもたちが大勢いることには愕然とします。
RUFは子どもたちをさらい、洗脳し、冷酷な戦士へと作り上げていくのです。
これはこの国の戦いだけでなく、今内戦の続く国々でも同じように子供たちが犠牲になっているの
ではと思うと、いたたまれない気持になります。

「パソコンをかかえ、予防注射を受け消毒液持参でやってくる白人たち…」
「記事を読んで同情したり寄付したりする人はいるが、争いを止めることはできない」
アーチャーの言葉に、はっとさせられます。

アフリカ生まれの元傭兵で、危ない橋を数多く渡ってきた密売人のアーチャー。レオナルド・ディカプリオが
セクシー(と私は思いました)に演じています。
勇敢で潔いジャーナリスト、マディーのジェニファー・コリンズも知的で好感が持てます。アウトローの
アーチャーに惹かれるのもよくわかります!
最期の電話は泣けました。
実直で家族思いのソロモン(ジャイモン・フンスー)もいいです。

143分と長めながら、最後まで一気に見せてくれる良い映画でした。