「大奥」 よしながふみ | 蘭のブログ

「大奥」 よしながふみ

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面白いとは聞いていましたが、ようやく読みました。…といっても最新刊3巻はまだ未読ですが。

赤面疱瘡で若い男子のみがどんどん死んでしまい、江戸城内も将軍は女性が継ぐように
なります。大奥に集められたのは若い美男ばかり3000人。彼らは貴重な種馬なのです。
すごい設定!
よしながふみさんのあっさりした美しい男性達も素敵です。

美男子3000人と女将軍、という設定から、何かどろりとした内容を想像していたのですが、
さに非ず。

1巻では経済的な理由から大奥に上がった男っぷりの良い水野祐之進と、大岡裁きのような
見事な采配をふるう八代将軍徳川吉宗(女性ですが)の話です。

2巻はもともとは公家の出のお坊さん明慧が、自分は世の貧しい民を救うために生まれてきたのだと思って生きてきたが、そうではなく、この大奥で有功(ありこと)として将軍家光(少女です)を救うため
にこそ生まれてきたのだ、と思うようになる話です。

どちらも話としても良くできているし、二人が大奥で生きるという運命を受け入れていく過程、
他の大勢のここで生きて行かなければならない男たちの覚悟等、惹きこまれます。

これだけ美しい男たちを出しておきながら、色恋のみに終わらない、なかなか骨太の良い漫画
です。
3巻も早く読まないと…。