大停電の夜に | 蘭のブログ

大停電の夜に

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2005年

12月24日クリスマスイブの夜、東京の町全体が突然停電してしまう。
愛人と妻の間で悩むサラリーマン、その妻はずっと昔の恋人に再会し複雑な思いを抱いている。
そのかつての恋人で今日でバーを閉店しようとしている元ジャズベーシストとその向かいで手作り
キャンドル店を開いている若い女店主。
幸せな結婚生活を営んできた老夫婦が突然直面する夫婦の危機。
元やくざと今は別の男性と結婚し妊娠している女性。
病気で入院している病院を抜け出したモデルと天体観測好きな少年。
エレベーターに閉じ込められた中国人ベルボーイと恋人と別れて来たばかりのOL。
この12人の男女が織成す停電で真っ暗な都会の夜の様子が、しみじみとえがかれています。


停電で真っ暗になった町に揺らめく蠟燭の灯りがとても綺麗です。
普段、本当の暗闇もなく煌々とした光のもとで生活していると、蝋燭の灯りはとてもホッとして
心が温かくなります。
クリスマスの夜にはぴったりの作品です
(丁度クリスマスシーズンに見たのでさらによかったのかも…。見る季節を選ぶ映画かもしれません)


12人が様々にかかわりあうオムニバスですが、全員が絡み合う訳では無くその点が少々すっきり
しません。天体少年とモデルのストーリーはいらなかったかも(この二人のシーンは独立していて
ほかの人たちに全くからんでこないので)やくざと妊婦もわかりにくいです。

中では車のエンジン開発の仕事をしていたという宇津井健さん演じる老紳士がいいです。
駐車してあるアメ車を無断で拝借し走らせるシーンはとてもかっこいいです。

せっかくこれだけ人数をそろえるのだからもう少し脚本に工夫があってもよかったかも…。