蝶の舌

1999年 スペイン
1936年、スペインガルシア地方の小さな村に住む8歳の少年モンチョ(マヌエル・ロサノ)は喘息のため一年遅れで学校に上がる。登校初日にモンチョは緊張の余りお漏らしをしてしまい、恥ずかしさのため学校を飛び出して森に逃げ込んでしまう。
そんなモンチョを担任のグレゴリオ先生(フェルナンド・フェルナン・ゴメス)は暖かく迎え、モンチョも先生と心を通わせるようになり学校にも慣れ、ロキという親友もできる。
先生は生徒たちに大自然の世界の面白さを教える。オーストラリアのティロノリンコという鳥の話、
蝶のぜんまいのように渦を巻いている舌の話、それらの話にモンチョはすっかり魅了される。
そんな美しい自然の中でのんびり暮らしていた人々の間にもスペイン内戦の影響が表れだす。
そんなモンチョを担任のグレゴリオ先生(フェルナンド・フェルナン・ゴメス)は暖かく迎え、モンチョも先生と心を通わせるようになり学校にも慣れ、ロキという親友もできる。
先生は生徒たちに大自然の世界の面白さを教える。オーストラリアのティロノリンコという鳥の話、
蝶のぜんまいのように渦を巻いている舌の話、それらの話にモンチョはすっかり魅了される。
そんな美しい自然の中でのんびり暮らしていた人々の間にもスペイン内戦の影響が表れだす。
スペインの田舎の美しい自然の中で、子供の気持ちを良く理解して優しく導いてくれるお爺さん先生と、利発で感受性の強いモンチョとの温かい交流が、後半一転して何とも悲しく辛いエンディングを迎えます。
モンチョのお母さんが「天使が神様に背いて地獄に落とされて悪魔になる」と教えるのに対し、
グレゴリオ先生は「地獄などはない。憎しみと残酷さが地獄の基になる。地獄を作りだすのは人間だ」
とモンチョに言います。
人の怖さをモンチョに語ったのですが、それがラストにまさにモンチョ達と先生の関係になって表れてしまいます。
グレゴリオ先生は「地獄などはない。憎しみと残酷さが地獄の基になる。地獄を作りだすのは人間だ」
とモンチョに言います。
人の怖さをモンチョに語ったのですが、それがラストにまさにモンチョ達と先生の関係になって表れてしまいます。
ある日、ファシズムに反対する共和派の人々が次々と連行されていきます。
モンチョの母親は共和派だった夫を守るために、連行される人たちに罵声を浴びせ、夫やモンチョたち
にも一緒に言うように命じます。
連行される人々のなかに、共和派の仲間だった友人を見つけ苦痛に顔を歪める父親、
楽団で一緒に演奏していた先輩を見つけ、罵声を途中で飲み込んでしまう兄、
最後にまぶしさに目をしばたたかせながらグレゴリオ先生が出てきます。
先生は、モンチョのお父さんが喘息の発作を起こしたモンチョを助けてくれたお礼に、先生のために
仕立てた背広を着ています。先生に向かって母と同じように罵声を浴びせるモンチョを先生はじっと見つめます。
モンチョの母親は共和派だった夫を守るために、連行される人たちに罵声を浴びせ、夫やモンチョたち
にも一緒に言うように命じます。
連行される人々のなかに、共和派の仲間だった友人を見つけ苦痛に顔を歪める父親、
楽団で一緒に演奏していた先輩を見つけ、罵声を途中で飲み込んでしまう兄、
最後にまぶしさに目をしばたたかせながらグレゴリオ先生が出てきます。
先生は、モンチョのお父さんが喘息の発作を起こしたモンチョを助けてくれたお礼に、先生のために
仕立てた背広を着ています。先生に向かって母と同じように罵声を浴びせるモンチョを先生はじっと見つめます。
先生のモンチョを見つめる悲しそうな眼差しに涙が出てしまいます。
先生たちを乗せたトラックが走りだした時、それにむかって子どもたちが石を投げつけながら追いかけ
ていきます。その中にモンチョもまじりますが、モンチョは必至で追いかけながらかつて先生に教えて
貰った事を叫びます。
「ティロノリンコ!蝶の舌!」
勉強以外の人として大切なことを短い間ではあるものの、モンチョにたくさん教えてくれたグレゴリオ
先生。
先生たちを乗せたトラックが走りだした時、それにむかって子どもたちが石を投げつけながら追いかけ
ていきます。その中にモンチョもまじりますが、モンチョは必至で追いかけながらかつて先生に教えて
貰った事を叫びます。
「ティロノリンコ!蝶の舌!」
勉強以外の人として大切なことを短い間ではあるものの、モンチョにたくさん教えてくれたグレゴリオ
先生。
モンチョはまだ8歳と幼いながらも、この理不尽さをしっかりと感じ取っているのだと思わせるラストでした。