自習室帰宅後、午前中受験したⅡ群Z校の合格発表がありました。本人は相当緊張しており、自信がなさそうでした。


 テストの手ごたえは良かったようですが、あんなに簡単ならば他の人もできているに違いない、ということのようでした。また、Ⅱ群Z校の合格確率は、公開テストでは40%以下ということで、落ちる可能性の方が高いということも、自信のない要因だったようです。


 そして、運命の、合格発表の時間がやってきました。次女は怖いので私に結果を見てくれということで、私が結果を見ました。


 画面にピンクの色が浮かびました。合格です!

 

 そこからは家中大騒ぎでした。まず、私と次女で、抱き合ってしまいました。塾の先生にもすぐに連絡し、喜んでもらえました。とにかく、お祭り騒ぎでした。


 以前、塾の別の先生が、次女たちに、こんなことを話していたようです。

「合格発表のピンクの表示がでたら、今まで対立していた人々も、思わず本気で抱き合って喜ぶものだ。信じられないかもしれないが、これは本当だよ。」

塾の先生のおっしゃったとおりのことが起こりました。


 Z校は、入学手続きを翌日ぐらいまでにせねばならないため、即、手続きを行いました。翌日(二月四日)には受験はお休み、翌々日(二月五日)は、いよいよⅠ群のチャレンジができるまでに至りました。


 万一Ⅰ群の学校に合格して通うとしても、Z校の手続きは確実に済ませ、入学金は払っておく必要がありますので、迷いなく、進めたのでした。


 当初第一志望群であった、Ⅱ群の学校に合格したので、家族全員、ほっと一安心し、受験が実質終わったような気分になりました。ちなみに、Z校の偏差値は、次女の秋以降の模試の最高偏差値+5、最後の模試の偏差値+8、合格率は3~40%でした。夏休み明けに偏差値が13下がりましたが、その時の偏差値より11高い、つまり、夏前の偏差値より2低い程度で収まりました。


 一月後半の頑張りで、何とか夏前の偏差値帯に戻すことができたのでした。