内部二重構造のスピーカーフォルテシモ、本来この内部スピーカーは気圧調整の為、音が出ないのが理想。しかしながらスピーカーですからいくら処理しても音は出ますしたちが悪い事にキャビネットに共振します。パスカルドライブは完全密閉にするので共振は容赦なく襲ってきます。ユニットのエッジ直し完了前後で音を聞きましたが意外に内部パスカルドライブのユニットの影響が大きい事に驚きました。エッジ有る無しの音がそのままスピーカーの音に乗ります。ここで一旦確認。パスカルドライブユニットは写真2の様に内部に密閉格納され吸音材でダンプされ音が漏れない構造に成ってます。しかし現実にはこのユニットの音がキャビネットを共振させスピーカー全体のキャラクターを決定していると言っても過言では有りません。これはスピーカーならキャビネットの音、言い換えれば精度や構造が大きく音に影響を与えると言う当たり前の結論を再確認した事になります。前回メーカーの御好意で頂いた際、(3年前)すでにエッジは崩壊状態一歩前だったのでユニット交換と内部アンプやキャビネットの強化をいきなりやりだしました。パスカルドライブの特許申請書類を読んでその意匠に合わせた改造をするのに半年近くかかりました。出てきた音はそれなりに良かったのですがダンピングファクターの高いアンプだとパスカル動作がうまく行かないと言う欠点が露呈してしまいました。まあそれは置いておきキャビネットやユニットの振動対策、密閉化には膨大な手間がかかり間違えた場合、再度密閉状態のユニットを外し確認するには大変な労力を必要としました。これを考えるとマジコの様な金属筐体は有利ですね。後スピーカーキャビネットも単一素材は悪くないのですが共振が普通の素材に比べて倍になる傾向で響きを良しとするならそれを生かして調整するのはやはり困難でした。オリジナルパスカル、フォルテシモは実は内部パスカルドライブユニットのエッジが壊れている方が音が良かった。多分共振モードが素材のキャビネットに合っていたのでしょう。もしかしたらスピーカーキャビネットの共振モードを変えるスピーカーユニットを内部に仕込んだ製品を作ったら面白いかも知れません。