今までお世話になった、
大好きな大学病院での最後の診察でした…
転院するのです。
嫌だぁーーーー
嫌だぁああああああーーー
経済的な理由から、
転院することは最初から決まっていたのです
この大学病院も、
じゅうぶん良心的なお値段で。
一般的なクリニックよりも安いかも知れないのですが、
自分が加入している健保組合の直営診療所がありまして。
勤務先の近所、しかも組合員は激安。
いくつ科を回ろうが、いくつ検査をしようが、どっさり薬を貰おうが、
薬代も全部ひっくるめて2000円ポッキリ
実際行くまでは信じられませんでしたが、
去年花粉症でかかってみたら、
なんと真実なのでした
だから、本当はすんごく嫌ですが
仕方がないのです…
ハァーーーーーー…
最初は検査結果が出る時間までにランチしようと思っていたけれど、
寂しくて哀しくて、
食欲が無い…
なので、
今までの感謝も込めて神田明神様にお参りして来ました。
すっきり秋晴れ
風もひんやり気持ち良くて、
背筋がシャンとして、
モヤモヤしていた気持ちが落ち着きました。
お参りをして、おみくじを引いてみました。
すると…
は、半凶…
半凶って何ですか…
去年春のパワースポット巡りから、
今年の初詣まで、
ずーーっと大吉続きだったのにィ
(前半は特に良い事も無かったし後半は散々だったけど…)
背中を押してもらうつもりもあったのに、こんな結果じゃ…
やっぱり転院しちゃいけないのかしら…
転院先の専門医、
すっげーーー嫌な奴だったりして。
受付のお局ババアはすっげー嫌な奴だけど…
主治医になる人まで嫌な奴だったらキツいーーーーー
でも仕方がないし、
レジデント先生だって準備して下さってるだろうし…
今更どうにもなりません。
受け入れるしかない。
気を引き締めて、頑張るしかないのです。
何か捕食しようと思ったけれど、
時間が無くなって
急いで病院へ戻ります。
すると、エレベーターへ乗るところで
マイクで呼び出し
げっ
レジデント先生待たせちゃってる
こんなの初めてです
やべーーーーーー
ダッシュで診察室へ。
今までけっこう歩いたから、
汗ふきシートできれいにしてからと思ってたのに…
ヨレヨレ、汗だくのまま最後のご対面
やぁだーーーー
レジデント先生は全然怒ってなかったし、ニコニコだったけど、
こっちは顔面蒼白で平謝り
お忙しいのに本当に申し訳ございません…
で、検査結果は最高でした
HbA1c 5.5
やったーーー基準値じゃん
血糖コントロールも良好
自己管理ノートをめくりながら、
『文句の付けようが無いですね』
って言われて嬉しかった
相変わらず笑顔が可愛い笑
メルカゾールは前回3錠から2錠に減らしたのですが、
それでも数値が下がりすぎてしまったので、
1錠に減らせました
やったぁー
副作用の出やすい3ヶ月を乗り切りました
ありがとうレジデント先生
ありがとう自分の体
と、いうことで
残念だけど転院出来ることに。
仕方ないですよね、
大学病院って、
難しい病状の人を見るための病院ですから。
他の深刻な患者さんに優先的に、
そしてじゅうぶん時間を掛けられるように、
私みたいに落ち着いた人から、
近所の病院へ転院させるんでしょう。
私も誰かのお陰でこの大学病院に救って貰えたんだから、
私も次の患者さんに譲ってあげなくちゃですもんね。
分かってはいるけど、やっぱり寂しい。
転院しても、万が一病状が悪化したら
また紹介状書いてもらえば戻って来れるし、
転院先の先生から大学病院に連絡してくれれば、なんでも教えてくれるみたいです。
指導もしてくれます。
『その方が安心ですよね?』
はいっっそれなら安心ですっっっ笑
それならいっかー
しゃーない。
最後、たくさんの感謝と、
ちいちゃい勇気をひねり出して
お会い出来なくなるのが寂しいけど、頑張りますって伝えました。
レジデント先生、顔を赤らめて
『そうですね 笑
お会いすることにならないようにするのが、本当は一番なんですけどね』
って照れ笑いしてた笑
そして、
最大限の勇気を出して、
先生はずっとここにいらっしゃるんですか? って聞いてみた
『いや、僕は来年には異動します。』
がーーーーーーーーん
じゃあ将来戻っても会えないんじゃん
えーーーーっ
なんだぁ…
ちぇ…
なんだよ…
いつかどこかで会えたらいいな…
しゅん…と肩を落として、
大学病院を後にする私なのでした…