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先日ちょっとお伝えしましたがアサくんは一昨日から入院していました。心室中隔欠損閉鎖術の前乗り入院で今日手術の予定だったのです。
が、入院当日、少しだけ鼻がぐずぐずしているのとうんちの回数が多いのが気になり
念のため申告して鼻水の検査をし「エンテロウイルス」という非常にメジャーな風邪ウイルスが検出されたのですが、症状が弱いためとりあえず入院して様子を見ることになりました。
手術前日までにリスク説明を受けその時までは実際の方向だったのですが、当日の朝。
入院時よりも症状が一段階悪化しているとのことで、執刀医と私たち、執刀医と麻酔科の先生方とで相談した結果、手術中止(延期)することになりました。
アサくんの場合肺血流と肺高血圧が進行しているため、その場にいた全員にとって中止の決断は悩ましいものでしたが大事をとっての判断でした
もともと鼻腔が狭く毎日鼻がふがふがしているアサくん。
親の私たちから見てその症状が「明らかに風邪をひいている」と感じられる状態かどうか?何度も何度も確認されましたが
「早く手術を受けて楽にさせてあげたい」
「上の子と隔てて育てないといけない環境から解放されたい」
「発達のためなるべく早く健康な状態に近づけたい」
「はやく搾乳をやめたい」
「でも、リスクが少しでも上がるのならば中止にしたい」
「初めてのクリスマスや年末年始を一緒に過ごすために連れて帰りたい」
いろんな気持ちが交錯しているためバイアスかかりまくり「何とも言えない」と、状態を評価することができませんでした。
中止してくれともやってくれとも言えないジレンマ。
最終的には執刀医の判断で中止となり帰り支度をしていると、内科の先生や看護師さんから「残念でしたね」と声をかけられましたが
前日のリスク説明を受け、このまま家に連れて帰れないかもしれない可能性が決して低くないことを目の当たりにしていたため、内心ホッとしていました。
「アサくん、お家帰れるよ。一緒に帰ろう」と話しかけるとアサくんはいつもどおりニコニコ笑ってくれて、複雑な感情に押されて涙が出てきました
かわいくてかわいくて、ぎゅーっと抱きしめました
今回は風邪症状が認められたので最低2週間は開けて手術の予約を取り直すことに。
確認してご連絡いただけるとのことです。
それでは