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前回の続きです。
私「検査をしますかってどういうことですか?」
医師「検査結果はご本人とご家族にとっての大切なプライバシーなので、知る権利もあれば知らないままでいる権利もあるんです。」
プライバシー、なるほど
私たちの様子を見かねてか、医師はこう続けました。
医師「ご自身の疾患を知らないまま大人になる方もいますよ。今日も本当はお話しするつもりじゃなかったんですけどね」
「言うつもりじゃなかった」について、後日真意を確認したところ「"今日は"話す予定じゃなかった」ということだったらしいのですが、この発言、後から火種になります。
私「それでいいです。検査しなくてもいいですか?」
はい、言い出しっぺは私です
ちなみに、生後3ヶ月を迎えた現在も未検査のままです。
今となってはあの時さくっと検査しておけば良かったと思ったり思わなかったり
普段の私は知りたがりな性格なのですが、この時は心の防衛反応がはたらき「知らないでいる権利」に縋ってしまいました
大丈夫ですよ、と医師。
それから医師と看護師さんは離席し夫婦だけで話す時間をもらうことに。
夫は怯えたような絶望したような顔をしていましたが、「聞かなかったことにして普通の子と同じように育てよう」と言ってくれました。
ここから私たち夫婦の暗黒期、自分の中の偏見と戦う日々がはじまりました。
終わり