一話から欠かさずという訳じゃないけど、ちょこちょこ見ていた。
面白かったので中盤からは毎週見てる。


相武紗季をウザキャラに抜擢したのはナイス!今まで好きじゃなかったのに役がはまってて好印象になった。
最初、長男役が演技過剰で目に余るな~と思いながら見ていた。次男はナチュラルでとっても上手い。


今や大変な人気のこのドラマですが、私が感じるのは、ベタをうまく表してるってこと。
単純で熱くなりやすい長男、クールな次男、潔癖ぽい性格とダサめなファッションがはまってる長女。いかにもなお隣おばさん、いかにもな嫌味部下。
中でも特に良かったのはお隣おばさんの旦那。口がうまくて、世渡り上手で、かといって悪人でもなく。絶対営業マンだろっていうような。不倫男なのに憎めないのは「こういう人いるいる」って頷けるからなんだよね。
長男も「単純バカな長男」を表現したいんだなってのは伝わる(上手くはないけど)。次男なんかはキャラをうまく伝えてるうえにナチュラルで上手いんだよね。

そう、このドラマはいかにもなキャラ設定がうまい。
「こういう人いるいる」「こういう人はこういう行動するする」って納得できる。
設定や演出も「こう見せたいんだな」ってのが明確で伝わりやすい。

だからこそ、一人だけ「こんな人いないだろ!」っていうキャラ【ミタさん】が際立つんだと思う。



ベタって一番単純で、でも演じるのは難しい。
ベタ、つまりあるあるだから、伝えるためには皆が納得できるように見せなくちゃならない。
「いかにも不倫してそうな旦那を演じてください」って言われてもなかなか思い付かないけど、あのお隣の旦那さん演じてる人見ると「そうそうこういう人」ってニヤリしてしまう。



ベタは単純だけど難しい。

私もベタをやって人に笑ってもらえる(伝えられる)ような芝居がしたい。