■全くタイプの違う二つの演奏
いつも言っていますように、ジャズにはおおまかな弾き方という「型」はありますが、けっこう自由な部分も多いんです。
「型」がある上での自由なんです。
これも以前に書いた事があるんですが、ジャズは「ぬりえ」なんですね。
枠があるけど、何色で塗るかは自由
という事ですよね。
ですので、同じ曲であってもある人はこんなアレンジ、ある人は別の曲かと思ってしまう程の全く違ったアレンジで弾いたりするんです。
そこがジャズの面白さでもあるんですが、お互いの演奏は尊重しなければいけませんよね。
あの人はこういう演奏をするから好き
あの人はこういう演奏をするからあまり好みではない
というのは正直なくはないですが、自分と違うからと言ってけなしたりはしてはいけませんよね。
結局は好みなんですよね…。
色々な演奏がある、この人もあの人も素敵、でも私が一番好きなのはこの人
という事でいいんじゃないでしょうか?