『■プロとアマの差は「技術の差」ではない！』

プロは経験豊富なだけあって、指が震えてしまうようなガチガチな緊張はまずしません。そういう意味では、普段の自分を、自分の実力のほぼ１００％に近い力を発揮する事ができます。

それが基本にあった上で、プロはまず視点が自分目線ではありません。

個人個人の演奏の出来栄えより、「コンサート」自体の出来栄えを重視します。極端な話、自分がかなりミスっても全体的なコンサートが上手くいけば、結果オーライ的なところがあるんです。

「自分の演奏の出来栄えより、全体の出来栄え。」

なんです。そしてまた、お金を払って来て下さっているお客さん目線でもあるんです。

どういう演奏なら楽しんでもらえるか？
どんな曲目・曲順なら楽しんでもらえるか？

またMC（曲と曲の合間の曲紹介やおしゃべり）にも、ユーモアを加えたり、お客さんが興味あるような事を話したりもします。

もちろん演奏の面でもプロはさすが違います。

アマチュアにありがちな、技術の方ばかりに走って「どう？俺すごいでしょ？」というような演奏はしません。

あくまで全体の中の演奏者の一人である事を知っていて、技術も大事だけど音や雰囲気、「間」や強弱、音楽全体のストーリーも重要視します。

プロは、とにかく「自分自分」じゃないんです。

技術はもちろん、他の要素もたくさんありますが、プロとアマの差はこういったメンタル部分であったり、音楽に対する根本的な考え方の違いにあります。

こちらからも日々勉強させて頂いております。

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