感動で泣いた日・中編その1

Mさん、僕。
文筆業を営むT氏。
そして今日の宴にMさんを誘ったW氏。
計4名が駒込に集まった。
駒込東口。
改札を出てすぐに道が左右に広がる。
駅を背にして右手へと進む。
程よく進んだ右手側の小さなビルに
その店はある。
「どっと混む」。
店に入る。
既に宴は始まっていた。
遅れての参加となる。
先の4名にみなの視線が集まる。
全部で7人分の視線。
その中でひときわ
優しげに向けられる
一対の眼(まなこ)に
僕は吸い寄せられる。
この店のマスター。
そして・・・
「僕らの兄貴、城茂」
そう、この「どっと混む」は
仮面ライダーストロンガー・城茂を
演じられた荒木 しげる氏
(ストロンガー当事は荒木 茂)の
お店である!!
荒木氏はしばらく前に大病を患い
随分とやせておられましたが
その瞳に宿る輝きは
以前のそれとなんら変わりなく
僕の心に突き刺さりました。
あらたにメンバーが加わったので
改めての乾杯と自己紹介。
乾杯の際に生ビールを頼んだのですが…。
荒木氏自らがついで、運んできてくれて
恐悦至極状態。
早速てんぱりました。
いや、マスターなのですから
当然なのですが
僕にしてみては、
そんな事をさせてしまっていいのだろうか?と
頭の中がぐるぐる回りました。
……中編その1終り
(岩本佳浩)