AMH結果からのエコー検査。
お腹の上をコロコロと転がしながら1分くらい見た後、担当してくれたSarahが
「内部の検査もしたいけどいいかしら?」と聞いてきた。
内部検査のほうが時間がかかっていて、5分くらい、あちらこちら内部で角度を変えて検査をされる。
「検査結果は3時間後に出るから、今日でも明日でもいいから取りに来てね」
一旦家に戻り、明日にしようかなと思ったけど、夕方やはり検査結果が気になり、
またバスに乗って病院のあるボンダイジャンクションまで戻った。
エコーの写真を持って、かかりつけのGP(一般医)のところに戻ると、
おもむろに先生が口に出したのは、意外な言葉だった。
「君は、subseptate uterusだね」
Subseptate?
先生、専門用語分からないからちょっと待って・・・・
携帯片手に調べてみるとそこにあったのは中隔子宮。
そう、AMHの結果が高かったけど、多嚢胞性卵巣症候群ではない。
いわゆる子宮奇形と呼ばれるものだった。
通常の子宮は洋ナシみたいな形をしてるのが、
あたしの結果はくっきりはっきりハート形。
真ん中がくぼんでしまっているので、流産率が高い。
ましてや赤ちゃんが育つ場所が狭いので、早産の可能性にもなる。
とりあえずGPでは分からないので、専門医に行ってくれと、紹介状をもらった。
それ以外のことは話してくれない先生。
PCOSよりも中隔子宮のほうが大変なんですか?
それにも専門医に聞いてくれと言うばかり。
PCOSの可能性ありと言われた時、正直そこまでショックを受けていなかった。
薬や誘発剤で大丈夫とネットでも見てたし、以外にもこの診断を受けた人たちがいたので、
ちょっと余裕をかましてたのかもしれない。
あたし、昔まだ赤ちゃんいらないわ~ってよく言ってたな・・・・
やりたいことしたいから、
今は仕事が楽しいから、
夢追いかけたいから、
そんなこと言ってて、実際こんな状況になって、物凄い罰が当たったって思った。
あたし、とんでもないこと口にしてたんだな。
紹介状と診断結果の大きな封筒を片手にバスに乗り込んだ。
ちょっと、ぼーっと外を見てたら、
大粒の涙がぽたっと肩に落ちた。
サングラスしてるから大丈夫だよねって思ったけど、
なぜだか涙が止まらなくて、
隣にいるおばさんに気づかれないように、
そっと席を立って、バスを降りる。
こんな顔でバスに乗ってられないよな~。
歩いてても涙が止まらない。
滝のように涙が出てくる・・・
あれ~?あたしなんでこんなに泣いてるんだろう。
まだ専門医に会ってないんだから、
今後の治療については、どうなるか分かんないのに。
手術が必要なのかどうなのかもまだはっきりしてないのに。
だけど、涙は止まらず、
泣き止んではまた涙があふれて、
そんな時間を繰り替えす。
英語のウェブサイトで調べたら流産率が90%と書いてあったり、
不安をさらにあおってくれてるけど、
とりあえずは自分で調べて凹んでないで、上向いて歩かないとな。
紹介してもらった専門医に予約を入れると、早くて3週間後と言われた。
はぁ・・・・3週間後かよ。
オーストラリアも直接専門医に会いに行けるようになってほしいな。
あぁ~、久しぶりにこんなに泣いた。
がんばれあたし。