ツアー2日目、朝の太陽を浴びながら、
川のせせらぎと鳥たちのさえずりを、
静かにカヌーの上から堪能するボビとスピカ。
$LiFe is BeauTiFuL - ハネ旅-

$LiFe is BeauTiFuL - ハネ旅-
何とも贅沢な時間を過ごさせてもらってます。


チトワン国立公園の中に行くときには、
政府公認のガイドでなければいけない。

ジャングルウォークで2日・3日歩く人ひとたちもたくさんいるらしい。

今回のツアーに短時間のジャングル散策が含まれてて、
ガイドのビンダと一緒に歩き始める。


「これは、サイの糞だよ」


「これは、バッファロー」


さすが16年ガイドをしてるだけあって、
糞を見ただけで分かるらしい。


そんなビンダの右頭の一部は毛がない。
って、これだけ言ったら失礼極まりない感じだけど、
6年前に、2日間のジャングルウォークのガイドをしていた時に、
野性の熊に遭遇したらしく、
彼は熊と戦って、頭をひっかかれたらしい。


簡単に書いてるけど、
とんでもない話。
しかも、ワタクシたち、そのジャングルにおります~って感じで、
ここで熊に遭遇したらどうするのさーって内心ドキドキ。


「それがね・・・日本人の旅行者のガイドをしてる時だったんだよ」

「日本人の人たちあんまり英語ができないでしょ?
熊に遭遇したら絶対に動かないでってちゃんと説明してたんだけど、
熊を見た途端、6人全員があちこちに走り出したんだよ。熊もエサだと思って走り出したから、俺、ガイドだからお客さんを守らなきゃって思って、熊の前に出て戦ったんだよ」


熊と戦わなくちゃいけなかった理由=日本人

今一緒にいるのも=日本人



いやいや、すいません、うちの日本人が・・・・


でもでも、
怖くて逃げてしまう人間の本能でもあるような気がしません?




ワイワイ話を続けながら、
ジャングルから川沿いに近づいていったときのこと。


急にビンダが
ハッとなって、遠くに見える何かを確認した後、


「Run!!!!」


とあたしたちにその一言だけ残して、
真っ先に走って来た道を走っていった。



ちょっとちょっと、何が起こってるの?
何で走ってんの??


って、聞いてるような状況じゃなく、
うちら、必死に走って何かから遠ざかる。



ジャングルの中へ戻り、
少しした後に、
「野性の象だよ」

って教えてくれた。

何で何で??象さん優しいでしょ??


「象が優しいって??とんでもない!野性の象こそが危ないんだよ」



えええ?そうなの??
野性の象さん危ないの??


「俺たちの臭いを嗅ぎ取ってしまったら、
時速44キロの速さで追ってくるからね」


時速44キロ?


そう、象さん、本気出したらとてつもなく早く走れるらしいです。



そんな大事なことは事前に説明してくれよ・・・





もっとジャングルウォークが体験できるかと思いきや、たったの20分で終了。

ただ、ジャングルの端くれを歩いただけなのに、
野性の象に会ったのはまたまたラッキーだったようです。



チトワン楽しいぞー☆
$LiFe is BeauTiFuL - ハネ旅-