
またまた大移動。
Vanvienからの暴走バスで4時間。
到着したのはラオスの首都、Vientien(ビエンチャン)
今までの田舎っぷりの暮らしとは全く別な世界で、
やっぱり首都は首都らしく、道路も川沿いも整備されていて、
今まで見てきた町と同じ国なのかとさえも思った。
次の目的地ベトナムまでのバスは、恐怖の24時間。
バスで24時間ってすごい。
ちょっと情報集めにと、日本の大手旅行会社を見かけたので行ってみた。
残念ながらバスの手配はしていないということだったけど、
とても丁寧に教えてくれた。
ルアンパバーンからバンビエンまでの道のりが、
ホントに山道で、ガードレールもない細道を猛スピードで駆け抜けるバスに、
生きた心地がしなかった。
それを話すと、スタッフの人は、
これからまたバスに乗るあたしたちに申し訳なさそうに言った。
「そうですね、残念ながら実は1年に1回くらいは事故があるんです」
まじっすか?やっぱり谷底に落ちてるんですか?
冗談かと思いきや、これは否めない事実だったらしい。
不安になるあたしの顔を察したのか、
「でも、ベトナムまでの道であれば、平たんな道なので大丈夫ですよ」
そう言って、あたしたちを送り出してくれた。
でね、宿でチケット買おうとしたら、受付の男の子が、あまりにも英語ができてないんで、
こんな耐久24時間バスに乗るのに、ちゃんとしたやり取りできずに適当に買えないじゃないですか?
それでね、また別なエージェントに行ってみたんです。
そこは日本人スタッフがいるらしく、
一瞬でその人の対応があたしを不愉快にさせることになった。
「ベトナムまでのバスってありますか?」
女 「あ、ありますよ」と、営業スマイルからは100歩遠ざかった横柄な口調が返ってきた。
「えーっと、これって、何席くらいのバスなんですか?」
めっちゃ早口で、
女 「それは乗ってみないとわからないですね。毎日バスが変わるんで、その日にならないと分かりませんね」
-そんなことってあるのかな?だいたい何席って今までのバスでは書いてあったのに、日によって変わるVIPバスってなんなん?
って心の声がつぶやきながらも、平常を装う我等。
で、まだ買うとも言っていないのに、日本語書類を持ち出してきた。
早口女 「弊社でチケットを買う場合は、そのバスで起きた事故には一切弊社は責任はないので、あとで弊社に言われても困るので、こちらにサインしていただきます」
弊社弊社と繰り返すこの人。
何なん?もちろん旅行会社に事故の責任が押し付けないでとかわかるけど、言い方ってあるよね?
そして、ファイルに挟まれていた書類に目が釘付けになる。
2012年11月に、ビエンチャンからルアンパバーンまでのバスが谷底に落ちてフランス人旅行者を含む7名が死亡したという記事が、料金表の隣に堂々と張られてある。
すかさず、聞いてみた。
「先月の事故だったんですね」
早口弊社女「そうですね、ですから、弊社のほうでは、サインをして了承をしていただいた上でチケット購入になります」
「道は北部よりも危なくないということだったんですが、どうなんですか?」
早口弊社女「弊社でチケットを購入された方が、もう2二度と乗りたくないバスだと言っていましたね」
完全に営業してるのか、脅しなのかの区別さえも分からなくなるようなこの弊社女の話に我慢しきれなくなって、
ボビに足で出ようと合図する。
ボビがやさしく、「じゃあ、また考えてきますね」
と立ち上がった瞬間に、まだプライスリストにうちらの手が置いてあるにもかかわらずに、取り上げた弊社女。
大手の旅行会社との対応が月とすっぽんで、
これからそのチケットを買おうとしてる人に、
死んでも弊社のせいにしないでください、
2度と乗りたくないようなバスだそうです
って、この営業はなくないんじゃないかな?
そんなこと言われて、喜んで買う人もいないんじゃないですか?
この弊社女の言葉で、
「恐怖」を煽られたあたし。
こんにゃろ-、ありがた迷惑だよホント。
ということで、ぶっつづけ24時間バスではなく、
サワンナケートという町で1泊してから、ベトナム・フエに向かうことに決定。
ま、こんなこともあるさ。
■Transportation
バンビエンからビエンチャン(宿手配) ミニバン130,000kip
4時間
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