
あたしの一番の悩みだった。
ど近眼
コンタクトをし始めて15年。
どんどん悪化した視力。
キスするかの勢いで顔を近づけないと、誰か分からない。
半径1センチくらいに本を持ってこないと字が読めない。
かけると目が小さくなるめがねが大嫌いで、それがちょっとしたコンプレックスだったりもした。
5年前、レーシックができると思って、
大嫌いなめがねをかけて、検査に挑んだ。
でも、結果は角膜が薄くて手術ができず、
渋谷の駅で大号泣した。
「今の医学の技術じゃあなたの目は治せないんです」
って、TVの台詞みたいなことを本当に言われたとき、
いたたまれない気持ちになった。
土曜日のお昼、これが人生最後のコンタクトレンズになるかなーって思いながら、
さよならの別れを告げてゴミ箱に入れた。
今回の日本の帰国。
一番の課題はあたしの目の手術。
あさって、札幌で検査だけど、
どうか、どうか、手術ができますように。