見に来て下さってありがとうございますニコニコ

映画『ゴジラ−1.0』を観てきた感想です。 

ネタバレ含みますので、
事前に内容を知りたくない人は
映画を観てから読んで下さいね。

映画を観た時の記憶を元に書いているので、
実際の映画と多少違っている可能性があります。
個人の感想としてお読み下さい。



ゴジラの映画は
これまで一度も観たことが無くて、
今回初めて観たのですが、

一番の感想は、

「ゴジラ、破壊神じゃん!」

意図的にぶっ壊しに来る!
めちゃくちゃするな〜不安

上映中に何度も、

「え〜っ!!!ガーン

って思わず声が漏れました。
声は爆音でかき消されますし、
周囲に全然人がいない席でした。

2Dなのに凄い迫力で、遊園地の
アトラクションに乗ってるかのような
感覚がしたけど、IMAXで観てたから?


午前中に映画を観たのですが、
夜になってその日の朝刊を読んだら
『ゴジラ−1.0』の山崎貴監督の
インタビュー記事が載っていました。

以下、11/9中日新聞朝刊からの抜粋です。

    

自身にとって、ゴジラは「たたり神」だ。

人が成した悪行を全身に受けた荒ぶる神。

だから、

「殺すのではなく、神を鎮める話」

と語る。

兵器と力業ではなく、

知恵で戦うことを選んだ。


怒りと憎しみで我を忘れた
たたり神・・・

無差別にぶっ壊しに来る神って意味では、
『破壊神』という感想も合ってるのかも。

それにしても、『たたり神』か〜。


たたり神といえば、『もののけ姫』。

映画『ゴジラ−1.0』は「生きろ。」って
メッセージが強いので、
やはり『もののけ姫』に通じてる
感じがします。

『もののけ姫』と『ゴジラ』
そのどちらにも共通することは、

自国の繁栄のために
他国との争いを繰り広げる人間が、
戦争に勝利するために
より強い武器(兵器)を創り出し、
それによって地球(自然・生物)を破壊し
『たたり神』(乙事主・ゴジラ)を
生み出している、という設定です。

『ゴジラ−1.0』ではゴジラが生まれた
原因や暴れる理由は語られていなかったと
思いますが、過去作品の設定では
水爆実験が原因で地上に現れたのが
ゴジラとされています。
今までよく知らなかったけど、
水爆(水素爆弾)って核兵器だそうです。

徳島県立博物館のサイトと
ウィキペディアには、
ゴジラは水爆実験により地上に姿を現した
古代生物という主旨の記載がありました。



一瞬で大きな街を壊滅させる“破壊力”
そして街を攻撃後に降った“黒い雨”
現場に残る“放射能”、ゴジラの攻撃は
原爆のイメージそのものでした。


スッキリ解決!めでたしめでたし!
と終わるのではなく、

映画の登場人物たちが、
まだ誰も気づいていない負の余韻が
結末に残りました。

『もののけ姫』で、
アシタカの腕にある
タタリ神から受けた呪いのアザが
最後まで残ったままだったのと、
同じことかもしれません。

さらには、広島・長崎の
被爆者たちの後遺症の苦しみが、
ずっと続くのと似ている感じがしました。


戦中、戦後のお話しなので、
戦争の理不尽さ、悲惨さ、
それでも生きていく庶民の強さを
映画の中に見て、
あの時代を生きてくれた人たちの
苦労を思うと感謝が湧きました。

映画鑑賞中、
実家の古いアルバムにあった
軍服を着た祖父を思い出しました。

戦争に赴いた祖父、
日本で帰りを待つ祖母と幼い父。

あの時代を生きてくれた人たちのお陰で、
今があることに感謝です。


あと、どうでもいいことなんですが、
ゴジラ映画を初めて観たので、

ゴジラって水陸両用なんだ〜。
立ち泳ぎも出来るんだ〜。

と、ゴジラが海中で足をバタバタさせる
姿を想像していました。

手足にヒレ付いてないのに、
あの体格で泳ぎが上手すぎる!

あと、子役の女の子が凄かった!
あんなに小さいのによく演技出来るね〜!
って見てました。

ちゃんと大人しくして
言う事聞けるのが凄いと思う!

俳優さんの演技も、映像も、
素晴らしく良かったです。

『ゴジラ−1.0』はゴジラ初心者でも
楽しめる、とても良い映画でしたニコニコ

ゴジラのテーマソング?が流れると、
「ゴジラ、ゴジラ、ゴジラとメカゴジラ♪」
って歌詞が脳内で流れ続けました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊