矢部太郎さんの
マンガ『ぼけ日和』を買いました。
原案は、認知症専門医で、
現在、医療法人ブレイングループ理事長の
長谷川 嘉哉さん。

3つのパターンの家族が、
認知症の先生にみてもらっていて、
春夏秋冬、季節になぞらえて、
認知症の初期〜看取りまでが
描かれています。
省略された絵の4コマなので、
介護の生々しさが無く読みやすいです。
矢部太郎さんの漫画は、
『大家さんと僕』
『大家さんと僕 これから』
『ぼくのお父さん』も読みましたが、
どの作品も、全体的に優しくて温かく、
心がほっこりします。
そして時々、クスッとしたり、
たまにホロリとしたり。
4コマ漫画で、絵も言葉も
かなり省略して描いてるのに、
泣けるのは凄いと思う。
今は昔と違って、
「家族が最期まで看るのが当然!」
ではなく、色んな選択肢があります。
公助としての福祉が整っていて、
公的支援を受けることが出来るので、
とてもありがたいです。
最後まで家で介護して、
「本当に良かった。」
「いい時間を過ごせた。」
って事もあるけど、
介護度か進むほどに、
キツくて汚くて大変な事が増え、
キレイな思いだけじゃなく、
ドロドロした思いが湧くことも
たくさんあります。
実際に今、介護が重くのし掛かり、
押し潰されそうな人もいるので、
家族の介護を美談だけでまとめようとする
文章やTV番組を見るとモヤモヤします。
その点このマンガは、
介護される側だけじゃなく、
介護する側にも寄り添っていて救われます。
「ほどほどでいいよ。」
こうゆう事が言える
世の中に変わってきたんだなって、
最後、心が軽くなりました。
看取りについて、
ちょっと知らない事も描かれていたので、
知ることが出来て良かったです。

