実家は木造の一軒家だ。

建具の立て付けが悪いから、
親は室内ドアや襖をバンッと閉める。

室内ドアはガラス張りだから、
ガラスがガタガタ揺れる。

病気で実家で療養をしていた時は、
父親が真下で襖バンと閉めると響いてきて、
襖にテープみたいのを貼ってくれないかと頼んだことはある。

階段は丈夫だが、
年をとると、
足の裏全体に力を入れて踏みしめて上り降りしないと、
転落の危険があり、
しかたがないとも思う。

が、上り降りは頻繁ではないし、
うるさくはない。

でも親も、
玄関ドアをバンッと閉めたり、
窓を何度も何度もガラガラバンッと開けたり閉めたりはしない。

ベランダで洗濯物を干したり、
鉢植えの手入れをするときも、
窓は開けたままだ。

というか、実家の周囲で、
窓を何度も何度もガラガラバンッと開け閉めしている人など一人もいない。

一体、私の家の上の階は、
一日に何十回も窓を何度も何度もガラガラバンッと、
何をしているのだろうか。

上の階に会ったら、
まず聞きたいのが、これだ。

威嚇されているようで、
思いきりバンッ、しかも何十回も毎日のようにされると、
ほんと腸煮えくり返っている。

ちなみに実家は猫を飼っていた時は、
猫が出入りしやすいように、
そこらじゅうの室内ドアは10センチほど開けておくことになっていたので、
その当時はドアバンッはなかった。